昨夜はロンバルディア杯のライストを21時ごろから観られたので、昌磨君の見事な優勝をリアルタイムで追うことができました。
ロンバルディアトロフィー男子FS最終結果
宇野昌磨君、優勝 佐藤洸彬君、12位でした。
1 Shoma UNO JPN
319.84 1 1
2 Jason BROWN USA
259.88 2 2
3 Brendan KERRY AUS
233.05 3 5
昌磨君、今からこんなんでどうするの?って心配になるくらいの出来栄え。
4S初成功、5クアド成功です。
関係者席の皆さんも総立ちの大歓声。演技終わって大勢の報道陣がキスクラの周りを取り囲んでましたね。
その様子を見た現地のマスコミが、日本のフィギュアスケーターはまるでサッカー選手並みの人気だという記事を掲載してました。でも日本だけではなく、現地のお客さんもかなり興奮されてましたよね。
蒼い衣装もきれいだし、笑顔が可愛いし、こりゃ人気出るわ。
フレンズ楽日は足に違和感を感じるということでショートはお休み、トゥーランドットも前日と打って変わってジャンプが成功せず、見てるだけでも辛い状況だったのですが、今回はその影響も全くなさそうでホッと胸を撫でおろしました。
とにかく良かったーー!!
観客席から撮影した映像も拝見しましたが、昌磨君本人がおっしゃる様に、ジャンプにかなり力を注ぎすぎていてプログラム全体は前よりも薄味になった感は否めません。特にステップはリンクの半分くらいしか使ってませんね。これは少し偏りがあると思います。
もちろんステップの規定が変わったのでこれでも認められますが、トゥーランドットの世界観を表すには不足してると思います。そのあたりはPCSにもちゃんと反映されてますね。
もちろん昌磨君自身が承知してることですから素人が口を挟む余地は全くありません。
ただ、じゃあどこでその時間を稼ぎ出すのか?っていうことになります。見たところいっぱいいっぱいでこれ以上何かを詰め込める余裕はなさそうなんですけど。
クアドには助走が必要ですから、たとえばジェイソン・ブラウン君みたいにスパイラルに時間を使う余裕なんてないんです。
もともと昌磨君はステップも素晴らしいし、表現する力も飛びぬけてます。振りを覚えるのが苦手とおっしゃる分、ひとつひとつの所作が丁寧で正確、動きに粗さがありません。だからこのプロでは勿体ないと思いました。
しかし多種クアドを数多く成功させないことにはトップ争いはできませんからジレンマです。
昌磨君はこれはまだ50%とおっしゃってますし、彼の若さと才能があれば、両立をも成し遂げてくれるのではないでしょうか。トゥーランドットの印象もシーズン後半には別ものになってると思います。
もちろん今ですら十分凄すぎるんですけどね。
などと言うほうは簡単だけど実現させるのは奇跡と言ってもいいくらい、天才的な才能と努力が必要です。
宇野昌磨「僕が笑顔になったら、すっごくキツいってこと」 ロンバル杯V一問一答
5クアド入れてスピードを落とさずちゃんと滑り切るのはまず化け物並みの体力が必要ですね。
これは相当キツイので、羽生君が慣れたプロを選択するのは無理もないなってのは今回の昌磨君を見てよくわかりました。クアドにエネルギーのほとんどを持ってかれるし、1度でも転んだら相当な体力のロスになりますね。
しかしネイサン君はさらにその上の構成を視野に入れているようです。決定ではありませんが昌磨君の結果を見てそれはかなり現実的な目標になったことでしょう。フリーに全種クアドを6回入れてくるかもしれません。
それにしてはフリーはかなりの難プロですね。
これにほかの選手を当てはめることはできません。ネイサン君のオーダーメイドというべき、難しいけれど彼の個性に良く似合ったチャレンジプログラムです。
正直あーあローリーったらわざわざ五輪にこんなのやらせなくても・・・って思いましたけどね。途中で「春の祭典」が入るので全体の印象がばらけてしまいます。
しかし音源は「小さな村の小さなダンサー」という映画のサントラだそうで中国から米国に亡命したバレエダンサーのリー・ツンシンを描いた作品。ネイサンくんのご両親もまた中国から移住した医学者なのできっと内容的にも彼のルーツにつながってるんですね。あえて五輪の場にこうしたメッセージ性のあるプロを選んでくるあたりにインテリジェンスを感じます。
昌磨君もそうですが、きちんと物語の世界観を表現できる位に自分のレベルを高めることが出来たらすごいですね。やっぱり若いうちはチャレンジあるのみです。ぜひとも完成させてほしいです。
そしてもう一人のトゥーランドットは真凛ちゃんです。こちらもお見事!USクラシック優勝した。
シニアデビューを優勝で飾るなんてすばらしいですね。
おめでとうございます。
お昼頃は映画を観に行ってたんですが、その帰りにさっそくネットをチェックし、真凛ちゃんの優勝を知った時はうれしかったんですが、滑り終えてからすごく辛そうで、しばらくキスクラに突っ伏してたのかな?
姿が見えなくなってしまったときは心配しましたようーー(^^;
ソルトレイクという高地の試合だったので体力を使い果たしてしまったのね。ケガでなくて良かったです。
で、どうしてもやりたかったSPってもしかしてスマイル??あれれ?ジュニア時代にやってましたよね?
まあ真凛ちゃんが可愛いからどうでもいいや。
で、表彰式も可愛かったーー。メダルセレモニーに出てきたサポート役の男の子が真凛ちゃんとハイタッチ、その上未来ちゃんに直接メダルを渡そうとしちゃうし、どこまでもマイペースなやんちゃ坊主って感じで微笑ましかったです。真凛ちゃんとタッチしたことをずっと覚えていてほしいなー。
USクラシック
本田真凜さん優勝 長洲未来さん2位 坂本花織さん4位
村元・クリス組も自己ベスト更新で、3位です。
桜をイメージした衣装が綺麗です。
それからロンバルディアでは惜しくも2位になってしまいましたが樋口新葉ちゃんも銀メダルおめでとうございます。
はつらつとしたスケートでますます魅力的なスケーターになりました。3Lz+3Tを2回跳んでいますので点数は真凛ちゃんを上回っています。
日本勢幸先の良いスタートです。みんなすごいや。オタームクラシックに出場する各選手も後に続いてほしいですね。
テレビでライブ中継もありますよー!
続いて大ちゃん関連情報を書こうと思ったのですが、インスタも更新されたし、THE ICE完全版やらもう一度見たい演技特集やらこっちもボリュームあるんで別記事にしますね。
では後ほどー
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