[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]
週刊朝日のコラム【室井佑月 「試してみたらどうだろう?」】(https://dot.asahi.com/wa/2018070400007.html)。
《政府が高度プロフェッショナル制度をどうしても導入したいなら、まず自分らからお試しでやってみたらいい。今国会の会期延長の場からどう?…国会議員が、親から地盤・看板、政治資金をついだただのバカぼんの集まりではなくて、民衆の上に立つ選ばれた人だというなら、実験の対象にはちょうどいい…自分らができてから、下々の人間にその制度を押しつけろよ》。
『●「残業代ゼロ法案」: お零れが滴り落ちてくるどころか
対象が下へ下へと『トリクルダウン』』
「東京新聞【先行の米国 労働環境悪化 「残業代ゼロ法案」】…。
《長時間労働を助長…ホワイトカラーエグゼンプション(WE)を導入する
米国では、長時間労働と対象拡大が問題化》。
「小さく産んで大きく育てる」…保坂展人さんは、そう言います。つまり、
「大丈夫、大丈夫、高所得者だけですよ」と小さく産んで、
「対象が年収800万円、600万円、400万円と次第に下げられていく」
方向へと大きく育てていくつもり。お零れが滴り落ちてくるどころか、
対象が下へ下へと『トリクルダウン』。そして、保坂さんは、さらに、
(負の方向に、少子化問題に対する)「残業代ゼロは決定打となる」と予測。
翼賛野党も含めて自公政権は、「弱者に厳しく、強者に優しい」
ドアホノミクスは「一番大切なものをないがしろにしているのです」」
『●「安く労働者を使うために裁量労働制を悪用…。
裁量がない人に適用すれば、働く人を使いつぶす制度に…」』
『●高度プロフェッショナル制度導入の
社会的事実「立法事実」を支えるのは…たった1人の調査対象者の声!?』
『●必然的に「私腹を肥やしてきた」学商・竹中平蔵氏…
大学は、利益相反の調査はしなかったのかな?』
『●「会社の奴隷」をどんどん育てよう…与党自公や
学商竹中平蔵センセを応援するマゾな支持者・信者の皆さん』
『●浜矩子さん《昼間は超効率的に労働させ…
夜間は退廃の不夜城活動で経済活性化に貢献させる…》、あぁ…』
『●「使」サイドの《働かせ方壊悪》…《働き方改革》という名の
「労」サイドの「会社奴隷」化をキトも手助け』
『●「働かせ方壊悪」…(斎藤美奈子さん)「こんな形で働かされたら
子育てなんかできない…少子化促進法」』
《まず自分らからお試しでやってみたらいい。…自分らができてから、下々の人間にその制度を押しつけろよ》! 全く賛成。《戦争絶滅受合法案》の精神と同じだね。隗より始めよ。《この国をガタガタにし、支持率3割は取れる》高プロとして、エンドレスな国会審議を《まず自分らからお試しでやってみたらいい》。
(浜矩子さん)《昼間は超効率的に労働させ…夜間は退廃の不夜城活動で経済活性化に貢献させる》、そして、(斎藤美奈子さん)《先日可決された高度プロフェッショナル制度を含む働き方改革法も、こんな形で働かされたら子育てなんかできないという意味で、まあ「少子化促進法」ですよね。…過労死が心配な社会で、どうやって子育てをしろというのか聞きたいわ》。
東京新聞のコラム【筆洗】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2018070502000154.html)によると、《「ドラえもん」…「コンピューターペンシル」…▼このペン型の道具さえ手にすれば、勉強しなくてもすむ。試験の時、自分で考えなくても、正しい解答を勝手にスラスラ書いてくれる…ジャイアン…試験で使い、百点満点を取るのだが、答案を見た父親は喜ぶどころか、こっぴどく叱る。「できの悪いのはしかたないとして不正だけはするなと教えてきたはずだぞ!」。立派な教育であり、子への愛情であろう▼ジャイアンのおとうさんとは正反対にこの父親は、不正をしてでも、わが子を大学に合格させたかったのか》。
《できの悪いのはしかたないとして不正だけはするなと教えてきたはずだぞ!》…。アベ様御夫妻には、誰も言ってくれなかったのかね?
YouTubeの映像資料【第5回 言論ながさき講演会 いま教育を思う 講師:前川喜平さん】(https://www.youtube.com/watch?v=Mjv3HrLtvJY)、《加計学園問題と授業への不当介入 2018年6月19日 長崎市》を是非ご覧ください。
全ての話題が網羅されています。是非ご覧いただいて、前川喜平さんとアベ様との彼我の差を御感じ下さい。一国の首相・王様が足元にも及ばない哀しさ…。
『●大見得・啖呵「議員辞職」を有言実行しない
《病的な嘘つき》アベ様…前川喜平氏の人間性と彼我の差』
==================================================================================
【https://dot.asahi.com/wa/2018070400007.html】
室井佑月 「試してみたらどうだろう?」
連載「しがみつく女」
室井佑月 2018.7.5 07:00週刊朝日#室井佑月
室井佑月(むろい・ゆづき)/作家。1970年、青森県生まれ。「小説新潮」誌の「読者による性の小説」に入選し作家デビュー。テレビ・コメンテーターとしても活躍。自らの子育てを綴ったエッセー「息子ってヤツは」(毎日新聞出版)が発売中
高度プロフェッショナル制度を含んだ働き方改革関連法が6月29日、成立した。作家の室井佑月氏はその導入に憤る。
【この記事のイラストはこちら】
イラスト・小田原ドラゴン
(https://dot.asahi.com/print_image/index.html?photo=2018070400007_2)
* * *
国会が32日間延長されることになった。
もうこの際、モリカケ問題にかかわる重要人物で、野党が名前をあげている人間を全員一気に国会に呼んで、さっさと疑惑解明の運びにすればいい。
ま、絶対にそうはしないのだろうけど。だって、安倍政権は「働き方」や「カジノ」法案をどうしてもごり押ししたいだけだもん。国会を延長してまで話し合いをした、というアリバイが欲しいだけ。最終的に数の力でねじ伏せるくせに。
そう、国会で話し合いなんかできない。とっくの昔に、国会は議論の場なんかじゃなくなっている。
与党にとっては、昔流行った「ザ・ガマン」という番組みたいなもん。
その時間だけ我慢してその場にいれば、面倒くさい事柄をクリアできたと思っている。
野党の質問に、言質を与えず、のらりくらりとかわすことだけが目標となっている。
だから、質問に正面から答えなくてもOK。ごまかし、質問をくり返し時間稼ぎをし、質問とは違う答えを長々と話し……。
政府が高度プロフェッショナル制度をどうしても導入したいなら、まず自分らからお試しでやってみたらいい。今国会の会期延長の場からどう?
高プロは、「残業代ゼロ法案」とも「脱時間給制度」や「ホワイトカラー・エグゼンプション」とも呼ばれている。
年収1075万円以上の、一定の業種の方を労基法による労働時間、休日等の規制の対象から外す制度だ。
国会議員が、親から地盤・看板、政治資金をついだただのバカぼんの集まりではなくて、民衆の上に立つ選ばれた人だというなら、実験の対象にはちょうどいい。
嘘の報告書だしたり、嘘をついたり、文書自体を隠したり、そうやって何年も無駄にした時間を、時間制限無しの国会を開いて、一気に解決してしまったらどうだろう。解決するまで、国会議員は誰も帰っちゃダメにして。
食事の時間になったら、交代で弁当を食べる。
眠くなった人は、椅子を三つならべてそこで寝る。もちろん、そういった時間もカメラはまわす。でもって、特別手当はゼロな。
自分らができてから、下々の人間にその制度を押しつけろよ。
意外と国会議員がそれをやってみて、燻(くすぶ)りつづけていたモリカケが2、3日で解決できたなら、うちら国民からも、
「高プロ、いいじゃん。規定された労働時間内では、
絶対にできない無理なこともあるよね」
という意見が出てくるかもよ。
どうです?
えっ、議員には高い技術なんてないから、そもそもその制度を使う人間には当てはまらない? 唯一、胸を張れるのは、人を騙すことだけ?
いやいや、ご謙遜なさるな。この国をガタガタにし、支持率3割は取れる。立派なものだと思いますよ。
==================================================================================