hokutoのきまぐれ散歩

ブログも11年目、遂に3900日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

黒川温泉 山みず木 に泊まる

2017-08-18 05:00:41 | 旅行

五島から長崎を経て無謀にも黒川温泉を目指す。あまり、地図も見ない計画で、やはり九州の温泉なら黒川温泉と決めたのだが、長崎〜日田は直線距離で 127km、さらに日田から黒川温泉までは山間の道をひたすらトラックの後ろを40km、考えてみれば長崎→佐賀→福岡→大分→熊本と九州7県のうち5県も通るのだから遠いのは当たり前。

肥後小国駅跡にある道の駅小国まで来てホッとした。黒川温泉は杖立温泉よりさらに奥にある静かな温泉郷、宿も何となく『山みず木』とした。

最後は1.5車線の細い道を行くが、急に開けて車を止めた。建物は古民家風の2階建、車を止めるところからそのサービスの良さには舌を巻く。玄関に入り、宿帳に名前を書き、部屋に案内してもらうが、とにかく雰囲気がよい。また、ちょっとしたところ、例えば階段の踊り場にも花が活けられ、ゆったりした気持ちになれる。

部屋は入って直ぐに洋室、メインは和室、奥には化粧スペースと2人で利用するにはやや広い。座ると屋根の向こうに空が見える。


温泉もまずは石をくりぬいた湯船、そしてヒノキ風呂、これらは透明な湯。しかし、露天風呂は茶褐色の湯で直ぐそばに小川、奥には小さな滝が見える。温度も源泉の近くは温度が高く、熱い湯が好きな私としては嬉しい。

他の宿の人もこの温泉には入れるが、脱衣所は別で来ている浴衣の柄で直ぐ分かる。露天風呂では小雨に降られたが、それも心地よい。ゴロッと横になりながら風呂に浸かるが、滝の音だけが聞こえる静寂は何ものにも変えがたい。



夕食はやはり山のものが中心、奇をてらったものはないが、冬瓜と鱧の煮物、トウモロコシの茶碗蒸し、鮎の塩焼きなど付け合わせや敷いてあるランチョンマットがわりの紙の絵まで優しく、心地よい。


部屋に戻ると備え付けのサーバーでコーヒーを飲んで次の日の行動を考える。さらに改めて湯に入り、早く就寝。ここまで来ると阪神タイガースの勝ち負けも気にならない。


やはり都会に暮らす者にとっては静寂が異空間であることを実感。サービスの良さも予想を上回り、心静かで満足のいく一晩を過ごすことができた。

山みず木
熊本県阿蘇郡南小国町黒川温泉
0967440336

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