1000冊目指して読んでます。
こんにちは。さいたまのたぬきです。

今日はかつて都とは別に東北に栄えた
歴史をダイナミックに描いた小説から166冊目。

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タイトル・・・「 炎立つ 北の埋み火 巻の壱 」

著者・・・「 高橋克彦 」

出版社・・・「 NHK出版 」

画像(楽天さんより)


* * * 2・内容・あらすじなど * * *

陸奥の国を取り仕切る豪族安倍頼良その息子の
貞任の結婚式が行われる前夜から物語は始まる。

陸奥守とは本来であれば古来朝廷と争ってきた
蝦夷との戦争をつかさどり、
重要な抑えだったはずなのだが、
100年にも続く平穏な時代が陸奥守の価値を下げ
今では地方の閑職のような扱いになっていた。

そこに赴任した藤原登任(ふじわらののりとう)は
やはり早く都に帰りたくてうずうずしているそんな人物であった。

安倍頼良は100年もおとなしく朝廷に従いながらも
いまだに蝦夷、俘囚と侮られる自分たちが悔しくてたまらない。

そこで婚姻に招いた登任に当時貴重な茶や
調度品、黄金の杯などをふるまう。

* * * 3・感想・お気に入り * * *

大河ドラマの原作ともなった原作本。

時代物でもあまり見かけない東北を舞台とした歴史もの
あまり詳しくないと
始めその登場人物の数や官位、地名などに圧倒されてしまう

しかし、そういったことを些末なことにしてしまうほど
加速度的に物語は突っ走っていく。

キャラクターたちがそれぞれに
動き始め、思惑を示し、暴れまわる。

さらに文章中にうるさくない程度その人物のことや
時代背景などが挿入されていて
読んでいくうちに理解が深まっていく。

☆彡☆彡☆彡 ま と め ☆彡☆彡☆彡

今のどっかの国の総理大臣がこの本の安倍が
祖先だといっていたような気がしたので
ちょっと引っ張り出してきて読んでみました。

もしそうだとしたら、
朝廷に弓引く敵対者になっちゃうんだけど大丈夫なのかな?
と思いながらも、
そんなことは置いといて実にエンターテイメントとして
面白い小説です。

それぞれの人物たちがどこかミステリアスな
ところを持っていて、一筋縄ではいかない雰囲気があり
そこに朝廷の駆け引き、源氏と平家の争い
などが加わり、物部氏の一族も関わってくる。

これからさきが楽しみな展開の第1巻です。
この本の詳細・他の方の感想などはこちらから
炎(ほむら)立つ(1)

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