走るナースプラクティショナー ～診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています～

カナダには放射線科医師という職業があり、医師の中でも花形専門医。仕事は画像診断を解読することです。画像診断はX線、超音波、CT、MRI、血管造影など。

画像を診て、解読して、文書に書きあげオーダーした医師やNPへ送るのだ。

で、先週オーダーした股関節のX線の結果がきました。解読はたった一文。骨折や重度な変形はない。え？たったこれだけ？！

関節のスペースが狭くなっているとか、Osteophyto とかないの？？？程度だってわかんないじゃん！あまりに簡素な診断書にムカついた私は放射線科へ電話を入れる。

画像の診断書を書いた医師はお休みで他の医師が電話に出る。他の所見はなかったの？と聞くとスラスラと解読してくれた。でもその口調は、まただわーと文句たらたらっぽい。もしかしてこんな電話を入れたのは私だけではないかも？！そして追加の解読文を足して送り直してくれた。

診ようと思えば自分でX線のフィルムを取り寄せれば良い(ネットで閲覧出来るのでさほど難しくはない)。でもね放射線科医師は画像診断書を書いてなんぼってお給料をもらっているんだから、お金をもらう分キッチリ書いて欲しい。



木にシダが生える。