走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

だんだん遠のいて 避妊の手段

2018年01月20日 | 仕事
妊娠話が続いています。

双子ちゃんを出産した彼女。妊娠中に出産後には避妊手術を受けることを勧めましたが、若いからの理由で断固として承諾しませんでした。

しかしねえ、3回妊娠して全ての子供の親権を失っているのが現状から母親になりたくない(なる過程を拒む)のに妊娠していると思われても仕方ないかと、、、。

次の選択肢のIUD挿入は承認しました。しかし子宮が大きくなっている出産直後には挿入が出来ず、普通の大きさに戻る6週間位まで待たなければなりません。

普通は正常な大きさに戻るまで性交をしないあように指導します。しかしそんな指導を聞かない人はこの6週間の間に妊娠してしまうケースも。

そのため彼女は退院時に注射で排卵を抑える薬を投与されました(もちろん本人の承諾で)。

で、そろそろIUD挿入の時期になったので、その旨を伝えると、嫌がります。怖いと言います。あの注射を3ヶ月毎していれば妊娠はしないんでしょ?じゃあ注射にして、と言います。

もちろんそれもあり。しかし3ヶ月毎、注射のために受診すると言う行為が出来るかどうかが問題なのだ。あーあ、頭が痛いわ、、、、。



ウエストボール。誰もいないプライベート状態。

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