Jリーグの来季がいろいろ動きだしました。大会方式も発表されました。J1リーグは、来季から2ステージ制に移行して、第1ステージが3月7日に開幕して、最終節となる第17節が6月27日となります。第2ステージは7月11日に開幕して、11月22日に最終節を行います。
そして、ポストシーズンですが、チャンピオンシップは11月25日に1回戦(仮称)、28日に準決勝(仮称)、12月2、5日に決勝(仮称)を行います。年間勝ち点1位のチームはシードされて、決勝から。1回戦と準決勝には、各ステージの優勝チームと年間勝ち点2位、3位チームの最大4チームが出場します。
チャンピオンシップ1回戦では、第1ステージ優勝チームと第2ステージ優勝チームのうち年間勝ち点で上位のチームが年間勝ち点3位のチームと、第1ステージ優勝チームと第2ステージ優勝チームのうち年間勝ち点で下位のチームが年間勝ち点2位のチームと対戦します。
それぞれの勝者が準決勝で対戦し、1回戦の会場はステージ1位チームのホーム。準決勝の会場は1回戦勝利チームのうち、年間勝ち点が上位のチームのホームとなります。
チャンピオンシップ決勝は、年間勝ち点1位チームと準決勝の勝利チームがホーム&アウェー方式で対戦します。第1戦が準決勝勝利チームのホーム、第2戦が年間勝ち点1位チームのホームで行われます。
ただ、重複条件もありまして、年間勝ち点1位チームと各ステージ優勝チームが重複した場合には、年間勝ち点1位チームが決勝にシードされます。また、各ステージ優勝チームと年間勝ち点2位、3位チームが重複する場合は、各ステージ優勝チームがシードされます。
書いていて自分でも、混乱しそうなほど複雑な気がしますが、そう発表されているので（多分、記載は合っていると思いますが）、仕方がないです。ただ決まってしまって文句を言うのもなんなんですが、僕はこの制度、嫌いです。理由は後述します。
来年から４年間、明治安田生命相互会社とタイトルパートナー契約を結んだと発表しました。そのため、これまでJ１リーグとかＪ２リーグとか呼んでいたリーグの名称が、明治安田生命Ｊ１リーグ、明治安田生命Ｊ２リーグと呼ぶことになります。
すでに、Ｊ３では、今季も明治安田生命さんのタイトルが入っていましたから、それがＪ１からＪ３まで統一されてデザインも一新されたと理解しています。
これについて、賛否はあるかかと思いますが、僕は、賛成です。いくらかわかりませんが、スポンサーとなった明治安田生命さんが、タイトルスポンサーに見合うだけのスポンサー料をＪリーグに払ってくれているでしょう。
こういった流れは、イングランドプレミアリーグのバークレーズや、リーガエスパニョーラもリーガＢＢＶＡになっていますから、僕は全く抵抗感がありません。
あえて言えば、明治安田生命さんには申し訳ないが、Ｊリーグが横文字なのに、明治安田生命さんの名前は、純日本語なので、いまいちマッチしない。
そこで、Ｍ（明治）Ｙ（安田）Life（生命）J1 リーグ、つまりMy Life J1リーグとしてくれると、ものすごくサポーター的な生き方にマッチする気がしますが、それでは明治安田生命さんにスポンサー効果ないですよね。ということで、冗談でした。
さて、２ステージ制です。結論は、やるしかないです。しかし、ここからは意見です。僕は、日本プロ野球が行っている、ポストシーズンのクライマックスシリーズが好きではありません。下位チームが勝つと下克上とか言って、盛り上がっているように見せていますが、年間のリーグ戦の価値をポストシーズンの数試合でひっくり返せるってフェアじゃないです。
どうしても公平感を持てないんです。そして、２位、３位で日本シリーズに出て勝っても、どこか純粋に喜べない、後味の悪さがあります。逆にリーグで優勝しても日本シリーズに出られないとは、何でなのか。本当は、出られるはずだったのにという思いをずっと持ちます。それが、僕がプロ野球観戦に冷めてしまった原因の一つです。それでも興行的に成功しているからいいということなのかもしれませんけどね。
それは、野球の話なのですが、サッカーに話に戻すと川崎フロンターレが前期優勝しました。でも年間順位は、中位でしたとしましょう。それでチャンピオンシップ勝ち上がって優勝してもうれしくないんです。いやうれしいですけど、多分、今季のように年間でのリーグ優勝で勝った場合と比べると喜び半減です。
それでリーグ優勝って言われても…。翌年、胸を張ってユニフォームに星付けられない気がします。年間１位を取って、完全優勝すれば、そこに後ろめたさはないですけど、それ以外の順位から勝ち上がって優勝しても、邪道な気がします。
そもそも、この２シーズン制にしたの、つまるところ、放映権料というお金の問題だったと理解しています。それなら、明治安田生命さんが、タイトルスポンサーが付いたではないですか。足りない分は、オフィシャルパートナーを新たに頑張って獲ってくるとかすれば、およそ１０億円とか言われていた放映権料も、集められたのではないかと思ってしまいます。
少なくとも、タイトルスポンサーを探すのと２シーズン制を決めるのと順序が逆ではないかと思うわけです。集められるだけのスポンサーを知恵を出して集めた上で、それでもなお、足りないという状況だと理解したから、やむを得ず２シーズン制という手法が出てきたと理解していました。しかし、状況を見ると最初にポストシーズンありきだったのではないかという姿勢に見えるので、いろんなクラブのサポーターも反対するのだと思います。
僕は、そんな理由で２シーズン制は、嫌いですが、制度が悪くても選手は悪くありません。だから、彼らが力の限り戦えば、先ほど、うれしくないといった経緯で勝ってもうれしいと思います。
とは言え、嫌いと書きましたが、２シーズン制にしても、偉い方が、Ｊリーグを良くしていこうという思いで、始めることを決めたのですから、その思いを聞いてしまった以上、間違いとまでは言えないと思っています。
２シーズン制での明らかな増収増益はあると思いますが、そもそも緊急避難的にはじまり、誰もが１シーズンが公平と思っているのだから、２シーズンのメリット、特に金銭面の改善が顕著に現れなければ、もう一度、１シーズンに戻して知恵を出せるのではないか。それは、極力早いほうがいいと思います。
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