前回のブログでも書きましたが、月1回程度のボランティア演奏を行なっています。


半分は「歌声ひろば」なので大きな声で一緒に歌います。その部分の練習は特には行ないません。


しかし、短いとは言え私たちの歌も聞いていただきます。その部分に付いては必ず練習を行ないます。


毎週出来ればいいのですが、中々出来ないので月に2回程度の練習です。

お年寄りの施設だからと言って、決して手を抜かず音程や縦のラインなど出来るだけ正確に歌えるように気をつけています。


歌詞も大事ですが、やはり音程やリズムをぴったりとあわせる方が大事だと考えています。

それが出来れば多少の声の響きが違ってもきれいに聞こえます。ただ、それを全員がきっちりと行なうのが大変難しいのです。体に染み付くくらい徹底して継続していかないと本物にならないと思います。





以前、男声合唱の指導で定評のあるT先生の指導を受けたことがあります。

「合唱は底上げしないと良い歌は歌えない」と言う趣旨の事をおっしゃっていました。

なるほどとすごく納得した記憶があります。極論すれば合唱は一人でも合わせられない人がいると台無しな演奏になってしまうものなのです。


逆に「歌える人が数人いれば合唱は成り立つ」と言う発想する人もいます。短期間の練習で特別なイベントを行なう場合はそれも有りかも知れません。


同じ合唱でも目指すスタンスが異なれば、真逆の作風になってしまいます。


私達は地道にコツコツと練習を続けて行きたいと思います。