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漢方で使います「麻黄」(まおう)にも違いが・・・

2015年08月29日 | 日記

漢方薬で色々な生薬(しょうやく)を使います。生薬とは東洋医学(漢方)の専門用語で、漢方薬で使います植物等の事を言います。

その代表選手が、「麻黄」(まおう)と言います。

風邪を引いた時に、「葛根湯」(かっこんとう)を使いますが、その主役の一つがこの麻黄なんです。

主成分がエフェドリン(アルカロイドの一種)で日本人の長井長義が発見した有名な成分です。気管支喘息などで使われ、風邪薬の成分としても使います。

これが乾燥した麻黄です。よく写真を見てください。黒っぽい部分が節で、ちょうど竹の節に似た部分です。

漢方で使う時、特に風邪などで使う場合、漢方の本(傷寒論:しょうかんろん)では、去節(フシを取って使いなさい)と書かれています。効き目が弱くなったり副作用が出やすくなるからです。

これが節を取りました去節の麻黄です。一個づつ爪切りで人海戦術でとっていきます。ものすごい手間です。

漢方メーカーに寄りましては、この差を気にせずに上記の麻黄を使って漢方薬を作っているメーカーもあれば、下の様に手間がかかりますが丁寧に作っています漢方メーカーもあります。

目に見えない部分ですが手抜きをせずに提供しているメーカーさんに頭が下がります。

 



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