TEAC社の当時のフラッグシップ機のA-7030GSLとA-7400RXを使っているが音の傾向がまるで違う。JAZZを聴いていて楽しくなるのは、古い7030GSLの方で、再生専用でも手元に置いて置きたいと思っている。とにかく「音が弾む」(躍動感が有る)のだ。必然と7030GSLの使用頻度が上がる。
一方、A-7400RXの方は、全体のスコアを見渡せる様な表現の仕方で、一種冷めた様なサウンドだ。同じテープを7030GSLの後にかけると、JAZZ等は「冷めて」しまう。クラシックのオーケストラ等は非常に相性が良い様に思うが今一乗れない。7400RXも手元に来てから約1ヶ月が経過した。音の出方も以前の「奥まった表現」から「前に出て来る表現」に変わって来た。もうそろそろ目覚め始めていると思うが、まだもうしばらくかかるのかも知れない。
他社のフラッグシップ機も聴いて見たいと思うが、置き場所が無い点と、なかなか良い出物が無い。有っても非常に高価で予算が足りない。本命の2台も今では要らないかな?とも思えて来た。「なにを今さら苦労の種をしょいこまなくても・・・」と頭のどこかで冷静な自分がブレーキをかける。