これだけは避けたいNGな進路選択その2~受験生へ | 看護職のナレッジマネジメントを支援する変な保健師~創世看匠

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こんにちは。
創世看匠(そよみしょう)のふじたです。看護職のキャリア支援と、創造的な健康支援を中心に活動している変な保健師です。

ただ今、受験シーズン真っ最中ということで、前回は、看護学生にみられる進路選択について、書いてみました。今回は、その続きを書きます。

きっかけになったのは、こんな記事を紹介されたからです。
「偏差値が高いだけの医師」はなぜ危険なのか~天皇の執刀医Dr.天野篤の「危ぶめば道はなし」(PRESIDENT Online スペシャル、2015年11月9日)


多くの看護学生が、どんな選択基準でもって、大学を受けるのか?
それは、おそらく偏差値で決めるのがほとんどということです。しかも、本当は看護とは、いえいえ、医療とは全然異なる学部・・・医学部でも薬学部でもなく、理学部や文学部など医療とはあまり関係のない学部志望だった、という学生もいるのです。

医学部や薬学部が志望だった学生は、入学後、自分がやりたくもなかったカリキュラムにのり、臨床実習に行けば、自分があそこにいるはずだった、という医学部の実習を横目で見る、というとても残酷な状況になります。
同様に、本来、異なる学部を志望していた学生も、遅かれ早かれ実習でつまずきます。
私はここにいていいのだろうかしょぼん
と悩みます。
だって、本当は、別のことがやりたかったんですから。

では、なぜ看護系大学に入ったのか。
多くの学生が口にするのは、
人に言われたから
です。
特に、親や親戚に
あなたは優しいから看護師さんが似合ってる音譜
と言われ、さらに
手に職をつければ一生安泰
などと言われて、本人も、
そうかなぁ・・・
とすっかりその気になって、受験するわけです。

それらは、大人が安心しているだけで、
その言葉に惑わされてはいけません。


ですが、入ってみれば、自分がやりたかったこととはかけはなれ、しかも、カリキュラムがムチャクチャ、ハードなわけです。自分がやりたくないことを、常に厳しく求められることほど、辛く苦しいものはありません。

結局、あきらめがつかず、実習の途中で、退学を決意し、進路を選択しなおすことになってしまいます。

では、看護系を目指していた学生はどうかといいますと・・・
最初から看護系大学を目指している学生にも、偏差値や(より受験科目数が少ない、または簡単そうな)受験科目で選択する受験生がいます。
その大学に行きたい!
と懇願してくるわけではないのです。

レストランに入るとき、値段やメニューで決めているのと同じことでしょう。
他のレストランよりも値段が安いとか、ちょっと頑張れば家庭料理でも出せるような簡単なメニューがある、そんなレストランを選ぶようなものです。
しかも、食べてから、
これ、美味しくない
これ、量が多い

など文句を言われては、レストラン側も本意ではないでしょう。
レストラン側としては、
このシェフの料理が食べてみたかった
このレストランのこのメニューが食べたかった

などとお客さんが言ってくださるほど、うれしいものはないでしょう。

先に挙げました記事でも、このようなことが書かれています。
=============
日本の医学部入試制度や進学指導が長年にわたってそのような方向で医学生をつくってきたことが大きな原因となっています。医学部ならどこでもいい感じで、教授陣の顔ぶれや教育方針や各大学の特色を調べて選んでいるわけではないようです。本来は、A先生の授業を受けたいとか、こういうことがやりたいからB大学にするといった選び方をすべきではないでしょうか。
=============
これは、看護系大学にも、全く同じことがいえると思います。
私自身も、入試業務に関わったことがたくさんありますが、面接において、志望動機を尋ねても、
この大学の○○先生の授業を受けてみたい
この大学が他の大学とは異なり、○○というものに期待した

といった言葉を聞いたことがありません。

確かに
大学の教育方針や特色に関する発言をする受験生はいますが、ちゃんと調べていないことは明白で、ちょっと質問すると、もうタジタジで、すぐにボロが出てしまいます。
あぁ、アドミッション・ポリシーをただ丸暗記してきたんだなぁ、とがっかりします。
大学は丸暗記する勉強法は、全く通じません。というよりも、これからの時代、高校だって、その勉強法は通じないでしょう。

どちらにしても、大学の選択は、目先の楽さや受身で決めた道を選ばずに、自分の気持ちに正直に、自分の軸足を地に着けて、自分のやりたいことの実現に向けて、しっかりと選びましょう。
また、この選択が絶対、と思う必要もありません。入学してみたら違っていた、というのも十分あり得ます。
それもまた人生。人生に回り道や失敗などはありません。あまり気負わず、その時その時で学べるものをしっかりと吸収し、人間としてどんどん大きくなってくださいね音譜



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