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 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,熊本県警の警部補が,警察署で採取した容疑者の指紋を現場の鑑識活動で採取したとする嘘の資料を作ったというものがあったので,取り上げてみました。

 この警部補は,警察署で採取した万引き事件などの容疑者の指紋を,現場の鑑識活動で採取したという嘘の資料を作っていたということです。
 警察の調べでは,6年あまりの間に偽造されたと見られる資料は120件見つかったそうです。
 これらの資料は事件の証拠になっていないということですが,警部補は鑑識活動で採取した指紋が多ければ実績として評価されるとして,部下に指示をして不正を続けていたということでした。
 警部補は停職6ヶ月,部下だった警察官4人は戒告の懲戒処分となったということで,別の部下1人を含むあわせて6人を10件の証拠偽造の疑いで書類送検するということでした。

 昔から熱心な警察官による証拠の偽造,そしてそこから派生するえん罪事件というのはよく問題になっていますが,未だにこういうことが起こっているというのはやはり気にとめておかねばならないことだと思います。
 これをやってしまった警察官にしてみれば,おそらく発覚しづらいという点,そして指紋を採取した場所が異なるだけで指紋自体は異なることはないのだから問題はないだろうと考えたと思われる点を考慮して,手を染めてしまったのだろうと思います。
 ですが,こういったところからえん罪が生まれるのだと思うと,今回の証拠偽造を軽く見ることはできないと思います。

 警察が嘘の証拠を作ったということになると,その内部調査によって発覚したという120件という数字や,事件処理に証拠が使われていないということ等も本当なのか疑いたくなります。
 そして,このような一部の人達の問題で熱心でまじめな警察官の方々への信頼が向けられづらくなるというのは本当にいたたまれず,その意味でも非常に罪深いと思います。

 今回の証拠偽造については,その主体が警察官であるということを考えれば,一般人が行う証拠偽造よりも厳罰に処されるべきことと思います。
 作成場所のみが異なるということで,仮にこれまで事件処理に多大な影響がなかったとしても,信頼すべき客観証拠の信用性が揺らぐという危機的事態ですから,私はそれなりに厳罰としなければ証拠裁判主義が揺らぐことになろうと思っています。

 もう一つ思ったことは,あくまで記事によることですが,人事評価の基準として鑑識活動で採取した指紋が多いと実績として評価されるというシステムについていかがかと思いました。
 確かに人事評価においては何らかの基準を置くべきでしょうし,その意味では数値基準というのはわかりやすく,かつ平等であろうと思います。
 ですが,警察の仕事は事件があって初めて成り立つものですから,事件数が多いか少ないかによってその数値は揺らぐことになると思います。
 にもかかわらず,数値を第一の基準に置けば,その数値を水増ししようという考えが出てくることも否定できません。
 それで法を犯すというのは言語道断であり,事件を犯した警察官がやむを得なかったというつもりは到底ありませんが,それでもやはり人事評価基準における数値の位置づけをもう少し格下げしてもよいのではと思いました。


 兵庫県尼崎市の商店街では,毎年恒例の阪神優勝マジック143が早速点灯しました。
 このイベントを見るたび,そろそろプロ野球が開幕するという風物詩としての思いを抱くのですが,一方で「マジックとは何だったのか」というように思ったりします。
 ですが,そんなことをまじめに考えることこそ野暮なことであり,とにかく阪神が優勝すると信じることがまず第一に大事なことだと改めて思うわけです。

 阪神の開幕一軍メンバーが公示されましたが,想像していたとおりとはいえルーキーの糸原さんが入ったのはやはりうれしいものです。
 糸原さんは,将来的にセカンドを担う存在になろうかと思っていますが,それがこの時期に既に台頭してきて,上本さんの地位を脅かそうと一軍入りを果たしたというは,やはりロマンを感じます。
 実際にどれだけ試合に出るのかは分かりませんが,少しでもここで経験を積んでもらえれば得るものは大きいと思います。

 原口さんが捕手として登録されていますが,私はできればこのまま捕手でいてもらいたいと思っています。
 チーム事情でファーストを守っているものの,打てる捕手というのは阪神に限らず球界全体で需要のある存在だと思っています。
 里崎さんもいっていましたが,既にスタメンを確保している捕手がいるからコンバートというのは分かるのですが,そうでもないのにチーム事情でコンバートというのは大変もったいないと思うので,今季はファーストと捕手を兼ねてやってもらいたいという気持ちもあります。
 あとは,原口さんの体の問題でしょうか。

 また,中谷さんがどの程度活躍できるのかも注目しています。
 打力については経験を積めば一軍レベルになれると思っているのですが,一方で守備にやや難ありということで,かつ守備位置もどこで使うのかということも大いに問題です。
 中谷さんも将来の阪神を背負って立つ存在になり得ますから,できればどこかで起用してもらいたいものです。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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阪神タイガースランキング
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:30

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