こんにちは。
診療部スタッフです。
今月の診療部便りでは、
男性不妊を調べるための睾丸検査についてお話します。
睾丸検査では、睾丸(精巣)の状態を調べます。
①大きさ
精巣の容積をオーキドメーターという器具を使って調べます。
日本人は15~20mlくらいが平均値です。
精巣が小さい場合、造精機能の低下が疑われます。
大きすぎる場合には、陰のう水腫や精巣腫瘍が考えられます。
また、左右差がないかどうかも診ます。
②硬さ
精巣は固い方が良いです。
柔らかい場合、造精機能の低下が疑われます。
しこりがないかどうかも調べます。
③精索静脈瘤の有無
精巣や陰のうに左右差があったり、みみずのような腫れがある場合には、
精索静脈瘤が疑われます。
精索静脈瘤があると、陰のう内の温度が上がり、造精機能を低下させます。
④精管の有無
生まれつき精管がなかったり、
何らかの原因で精管が詰まっていると無精子症の原因になります。
⑤皮膚の状態
皮膚の肥厚がないかどうかを調べます。
皮膚が肥厚していると、精巣の温度が上がり、
造精機能を低下させることがあります。
男性の診察では、睾丸の状態を調べることによって、
不妊の原因がないかどうかを調べます。
この睾丸検査や、精液検査、ホルモン採血などの結果を総合的に診て、
今後の方針も相談していきます。
不妊の原因の約半分は男性にもあります。
ご主人様の検査も早めに進めていきましょう。
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