とくおかレディースクリニック~ブログ~

日々、徒然なるままに、書き込んで参ります。
どうか宜しくお付き合い下さい。

1月のラボ便り

2018年01月11日 | ラボ便り


1月のラボ便り


皆様、明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い申し上げます。

お通い頂いている患者様皆様が、
1日も早くご妊娠されるよう、本年もより一層精進して参ります。


今回のラボ便りは、
「精液所見に影響を与える因子」についてご説明致します。

【年齢】
男性も女性と同様年齢が上がることが、不妊の原因となります。
精液の液量や運動率が低下し、精子の奇形率が上昇します。

【喫煙】
精子の質を低下させる(染色体異常をもつ精子が増えるということ)可能性があると言われています。
可能性がある以上は、妊娠を考えられ始めた時から禁煙が好ましいです。
また、ヘビースモーカーは非喫煙者に比べ、
精子濃度が19%低下するとの報告もあります。

【糖尿病】
液量の減少が起こると共に、精子のDNA損傷率が高くなることが報告されています。
また、精液所見とは別に糖尿病が神経障害を引き起こし、
ED(勃起不全)のリスクが上がることがわかっています。

【アルコールの過剰摂取】
アルコールを長期的に慢性飲用することで、
精巣の萎縮を引き起こしEDなどの性機能障害の原因となります。

【サウナなどの高温環境】
週に数回のサウナを慢性的に続けることで、
精液所見が悪化するとのデータがあります。

以上のような原因が精液所見に影響を与えている可能性があります。

精液の検査は、一度だけの検査では結果を断定することは出来ません。
今回ご紹介させて頂いたことのように、
日々の生活習慣が精液所見に影響を与えてしまうことがあります。

このため、精液検査は定期的に受けて頂くことをお勧めしております。

そして、精液所見をより改善し、1日も早く妊娠して頂けるよう、
サプリメントや漢方、ホルモン剤を処方しております。
是非、ご利用になられてより良く改善して参りましょう。


とくおかLCラボスタッフより


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