水虫の薬を塗る | 義母と僕とリハビリ介護日記

義母と僕とリハビリ介護日記

脳出血の後遺症で要介護4、一級障害者になった一人暮らしの義理の母マミー、娘夫婦と同居して厳しいリハビリを続けるか? 
それとものんびり施設入所をするのか?選んだ答えは「厳しいリハビリお願いします!」その日から涙を流してリハビリを頑張る
義母と僕の成長日記です。

義母マミーは先日、水虫を診てもらいにお医者さんへ行きました。
すると帰りには大雨が降っていました。

この水虫治しに行って雨に濡れて風邪ひいたという感動的な記事を
UPしたのはみなさんの記憶にもまだ新しい事だろう。
(詳しくは過去記事「雨の中の車椅子」をご参照下さい。)

それで水虫のお薬なんですがね、コレ塗り薬なんですよ。

 薬

これを患部に一日一回塗布するんですが、この水虫の薬は患部を
清潔にした状態のときに塗らないといけないのだ。

なのでお風呂上りという事になるのだが我家のマミーはいつもお風呂
というとデイケアやデイサービスで入ってくるので、その時にお薬を塗
るのならば、デイケアやデイサービスの職員の方に塗ってもらわなく
てはいけないわけなのだ。

しかし最近のデイというところはスゴイですね。こちらからは何も言わ
ずとも相手の方から連絡帳に

「水虫のお薬があれば持参してください。こちらで塗布させて頂きます。」

と、わざわざ書いてきてくれるのであった。

これはありがたいと、デイケアやデイサービスのある月、水、金、日、は
マミーに水虫のお薬を持たせてデイの職員の方に塗ってもらっている
のだった。

そして家では、マミーの娘のかっちんが水虫のお薬をマミーの水虫足
に塗っている。

「はい、さよちゃん足に水虫の薬塗るで。」

「えっ、かっこちゃんが?学校(デイケア)でいつも塗ってもらってますよ?」

「学校とかデイサービスのある日はお風呂上りに塗ってもらえるけど
他の日の火、木、土は私が水虫の薬塗るんやで。」

「悪いですね・・・。」

「別に大したことあらへん。」

「・・・」

こんな会話をする二人だった。

しかしその後もマミーはずっとこう言うのだった。

「水虫の薬なんて、かっこちゃんが塗ることないですよ。」

「何で?」

「わての汚っちゃない水虫の足を触って、水虫がうつったらどうするん
ですか? そんなもんは学校の職員に塗らせとけばいいんですよ、はい。」

「なんちゅー事を言うねん!」

「・・・」

なんちゅー事をいうねん!とかなんとか言いながらも、マミーのこの娘
を思う親心に頬を緩ませるかっちんだった。

しかし数日後、この一見「娘思い風」なマミーの言葉の真相が分かった。

我家のマミーは普段お薬のたぐいはほとんど飲まない。目薬だけだ。
マミーはいつも寝る前と朝起きた時に眼圧を下げる目薬をさす。

ちなみに朝は僕の係りで夜はかっちんだ。

先日の夜かっちんが目薬を持ってマミーの所に行った。

「さよちゃん、目薬さすで、はい目開けて!」

「やめて下さいよ!」

「何が?」

「そんな水虫うつった手で、わての目を触らないで下さい!」

「はぁ?」

「わての目に水虫がうつったらどうするんですか!! 汚っちゃない水虫
触った手でわての目は絶対に触らないで下さいよ、はい。」




なんて女だ。



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