主治医の先生 | 義母と僕とリハビリ介護日記

義母と僕とリハビリ介護日記

脳出血の後遺症で要介護4、一級障害者になった一人暮らしの義理の母マミー、娘夫婦と同居して厳しいリハビリを続けるか? 
それとものんびり施設入所をするのか?選んだ答えは「厳しいリハビリお願いします!」その日から涙を流してリハビリを頑張る
義母と僕の成長日記です。

一昨日の木曜日、昼から義母マミーの訪問マッサージの指示書を
書くために訪問マッサージの営業の方と主治医のハラダ先生が連
れ立って我家にやってきた。

訪問マッサージや訪問リハビリを受けるのには3ヶ月に一度、医師
の指示書というものが必要となってくる。そんなわけで主治医のハ
ラダ先生が訪問マッサージの営業マンとやってきたわけだが、もと
もとこのハラダ先生は訪問マッサージの会社と懇意にしている先生
でマミーの主治医だったわけではない。

しかし訪問マッサージを受けるようになったこの1年半、3ヶ月に1度
訪問マッサージの営業マンとやって来るハラダ先生に来てもらうよう
になって、この先生の人柄にマミーも妻のかっちんも惚れこんだ。

そんなわけで今年の夏からこの先生にマミーの主治医になってもら
ったというわけだ。

詳しくは過去記事
「実は最近までかかりつけ医(内科)がいなかったんです1.2.3.4」
を見てね。ハラダ先生の人柄にみんな虜になっちゃうから・・・笑


ちなみにその日は妻のかっちんが風邪を引いて倒れていた。とても
来客の対応が出来るような状態ではなかった。

そんなわけでハラダ先生が来る前にマミーに何やら寝室の布団の
中で横になりながら指示していたかっちん。

「さよちゃん、私は今日はしんどくてハラダ先生が来てもとても話せ
そうにないから。ゴホッ、ゴホッ!」

「はい、そんな声では話せません。」

「後のことはたーちゃんに頼んどくけど、さよちゃんもうがい薬と水虫
の薬がもう無いから処方箋書いてくれませんか?ってお願いしとき。」

「はい、うがい薬と水虫の薬の処方箋ですね、分かりました。」

「処方箋書いてくれるんやったら、たーちゃんが病院まで取りに行く
からって言うときや。」

「はい、たーちゃんが処方箋を後で取りに行くって言います、はい。」

「覚えた?」

「はい。」

「じゃ、言うてみ。」

「はい、先生。うがい薬と水虫のくすりがもう無いので処方箋お願いし
ます。これでいいですか?」

「たーちゃんが病院まで処方箋取りに行くって言わんとあかんで?」

「はい、ムコ殿が後から処方箋取りに伺いますって言います、はい。」

「じゃ頑張りや。」

「はい。」

そう言って僕の仕事部屋に敷いた布団の方へと移って行ったかっち
んだった。

それから10分後、訪問マッサージの営業マンとハラダ先生がやって
きた。

その後マミーのベッドの横に腰を下ろすとカバンの中からどっさりと
マミーの診療簿を取り出したハラダ先生。そしてバイタルチェックだ。
マミーの体から手足のチェックもかかさない。

するとかっちんに言われた通りマミーはハラダ先生にうがい薬と水虫
の薬の話をしだした。

「先生、処方箋書いてくれますか?」

「いいよ。」

ここまでは指示通りだった。しかしここでハラダ先生がこんな事を言い
出した。

「処方箋の方はね、〇〇君(訪問マッサージの営業マンの名前)明日
渡すから僕のところまで取りにきてね。」

「はい。」

「それをここに訪問で来てるマッサージの先生に渡したらいいよね。」

「先生、僕が明日の金曜日に処方箋を取りに行って、ここの担当の
マッサージの先生に処方箋を渡せるのは月曜日になりますが大丈
夫ですか?」

「あっ、そうか。処方箋は4日以内じゃないと駄目だったね。どうしよ
う、間に合うかなぁ。」

困ったハラダ先生。

その様子を隣の部屋で伺っていた僕に訪問マッサージの営業マンの
方が申し訳なさそうに説明しに来た。

「というわけで、処方箋を届けられるのが月曜日の訪問マッサージの
時間になるわけですが夕方遅い時間になります。よろしいですか?
月曜日中じゃないと処方箋が使えなくなるんですが、その時間この
近所の薬局はまだやってますか?」

僕は言った。

「明日、僕がハラダ先生の病院に処方箋取りに行きますよ。」

「えっ、いいんですか?」

「ええ。」

って言うか何故訪問マッサージの営業マンの方がマミーのうがい薬
と水虫の処方箋をわざわざハラダ先生のところまで取りに行って我
家まで届けるという話に加わらなければならないのか?

我家からハラダ先生の病院へ行くよりも訪問マッサージの事務所か
らの方がずっと遠いのに・・・

ホント、ハラダ先生って患者の家族にまで優しいんだからなぁ・・・笑


ハラダ先生が帰られた後、訪問リハビリの女先生がやってきた。

相変わらず女先生とのリハビリ中は文句ばっかりのマミー。しかも
かっちんがいないから怒る人がいないと思って言いたい放題だ。

「もう、しんどい! 座らせてーや、オバちゃん!」

「オバちゃん?! 失礼な!! まぁ、オバちゃん言われたらオバちゃんな
んやけど・・・。」

年頃の独身女性にこんな事を言うなんて、ホント悪いマミーなのだ。
しかしマミーは目が見えてないから勘弁してあげて下さい。

最後にはこんな事言い出した。


「ここに来る人の中で一番キツイのは女先生ですっ!!」


そして・・・


「一番優しいのはハラダ先生ですっ!!」




それは分かってるって! 笑



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