重賞は未勝利ながら、昨年の朝日杯ＦＳ、今春の皐月賞とＧ１で３着２回の実績馬。
１月のシンザン記念では、道中２番手追走から２着とマイル戦でも先行するスピードがあり、皐月賞ではハナを奪って残り200ｍまで先頭。
交わされてからもしぶとく、３着に粘り込んだ。
続くダービーは出走を取り消して、今回は初距離。
阪神は【1.2.0.0】の好相性。決め手比べでは分が悪く、皐月賞同様にしぶとさを生かしたいが、距離適性が未知数のため作戦がカギを握りそうですね。
■サトノアラジン
昨年末のラジオNIKKEI杯２歳Ｓではワンアンドオンリーの後から伸びて届かず３着。
本年２月の共同通信杯は直線坂下で先頭に立つ積極策も、イスラボニータに一気に交わされ３着と、後のＧ１馬に及ばず春のクラシック出走には至らなかった。
しかし、古馬相手になって７月の500万、８月の1000万と、条件戦を２連勝。
前々から後続を突き放す強い競馬を見せた。
ダービー組に対しては夏に使ってきた強みがあり、自身の成長も合わせ好勝負になりそう。
■トーセンスターダム
昨秋から今年２月にかけ、新馬、京都２歳Ｓ、そしてきさらぎ賞とデビュー３連勝。
京都２歳Ｓときさらぎ賞は、ともに逃げた２着馬の逃げ切り態勢かという場面もありながら、しっかりした脚を繰り出してゴール寸前でこれを捕らえている。
その後、皐月賞は11着、ダービーは16着。
皐月賞は馬場が合わず、ダービーは直線でラチに接触する不利もあったが、特に皐月賞は状態面も伴ってない印象があった。
ここは休養を挟み、巻き返しな期待。
■ハギノハイブリッド
デビュー当初は安定感を欠いたが、３月から2000ｍ超のレースに出走すると持ち前の末脚を生かして500万で２、１着。
そして京都新聞杯に出走すると、中団から直線前半では内にもたれていたが、立て直すと力強い末脚を繰り出して差し馬同士の追い比べを楽に制した。
続くダービーでは13着に敗退し、今回はそれ以来の一戦になる。
阪神は新馬戦５着以来も、直線に坂のある中京、東京では勝ち鞍があるため、ひと夏越しての力関係がポイントになりそう。
■ワンアンドオンリー
昨年末のラジオNIKKEI杯２歳Ｓで重賞初制覇。
その後、弥生賞では直線強襲も及ばずハナ差２着。
皐月賞も後方からメンバー中最速の上がり34秒３で４着だった。
続くダービーも末脚勝負と思われたが、前のイスラボニータを見るように道中５ー６番手につける積極策に出て、直線は同馬との叩き合いを制してタイトルを手にした。
この距離でＧ１勝ち、そして阪神は【2.1.0.0】と条件に不安はなく、休み明けも弥生賞で２着。
自身の力さえ出せれば連勝も可能かな。
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