まずは、これまでの試合経過・結果と日程を見ていこう。
◇◇◇
≪高校の部≫
11/14(金)
１回戦 宇部鴻城 1-9 東海大四高
１回戦 英明 5-7 敦賀気比
11/15(土)
２回戦 東海大菅生 7-4 静岡
２回戦 仙台育英 6-1 天理
11/16(日)
２回戦 浦和学院 10-0 東海大四
２回戦 敦賀気比 3-8 九州学院
11/17(月)
準決勝 東海大菅生×浦和学院〈Ａ〉
準決勝 九州学院×仙台育英〈Ｂ〉
11/18(火)
決 勝 （Ａ）の勝者 ×（Ｂ）の勝者
≪大学の部≫
11/14(金)
１回戦 創価大 9-2 富士大
１回戦 九州産業大 2-4 中部学院大
11/15(土)
２回戦 明治大 9-0 徳山大
１回戦 京都産業大 0-3 東農大北海道
11/16(日)
２回戦 中部学院大 1-3 駒澤大
２回戦 関西大 1-2 創価大
11/17(月)
２回戦 上武大×東農大北海道〈Ｃ〉
11/18(火)
準決勝 明治大×創価大〈Ｄ〉
準決勝 駒澤大×（Ｃ）の勝者〈Ｅ〉
11/19(水)
決 勝 （Ｄ）の勝者 ×（Ｅ）の勝者
◇◇◇
はじめに高校の部。
関東大会を制した浦和学院と東京の東海大菅生の一戦は、来春のセンバツの関東・東京枠に大きな影響を与えることになるだろう。浦和学院が点差をつけて勝利すれば、関東・東京の5枠目は関東から選出される可能性が高まるだろうし、東海大菅生が勝利すれば、東京2枠の大きな後押しになる。浦和学院は、夏の甲子園では準々決勝へ進出し、秋の国体では惜しくも決勝で明徳義塾に2-3で敗れた健大高崎と秋季関東大会の準決勝で10-8で勝利。全国的な大会で実績を残している健大高崎に勝ち、この明治神宮大会でも北海道の東海大四を寄せ付けなかった。
一方、東海大菅生は秋季東京大会の決勝で二松学舎大附に逆転勝ちして明治神宮大会に乗り込んだ。二松学舎大附は今夏の甲子園に出場（3回戦で沖縄尚学に惜敗）しており、また、東海大菅生は秋季東京大会準々決勝で甲子園常連校の帝京も破っていることからも、こちらも全国的な実力を持っているといえる。
甲乙つけがたいが、総合力で浦和学院というところか。
九州学院対仙台育英はどちらも有力校に勝って準決勝に進んだ。敦賀気比を倒した九州学院、激戦区の近畿代表・天理を安定した力で下した仙台育英。九州学院は敦賀気比に多くの被安打を打たれながらも勝利したこともあり、投手力を考えると、やや仙台育英が有利か。
となると、浦和学院と仙台育英の決勝という展開の可能性が高いか。東京・関東へのひいき目を含めて、浦和学院を優勝候補筆頭としておく。（個人的には、東京代表が優勝することに越したことはないが）
次に大学の部。
現時点ではベスト4には明治大、創価大、駒澤大の3校が決定。こちらはある程度の予想通り、東京六大学、東都大学、東京新大学の関東勢が勝ち上がってきた。4強残り1枠を関東5連盟第1代表の上武大とヤクルトのドラフト指名選手・風張擁する東農大北海道オホーツクで争う。東農大北海道オホーツクは初戦で関西第五連盟第2二代表の京都産業大に勝利したものの、先発の風張が1回で降板した影響がありそう。また、関西第5連盟第1代表の関西大に関東5連盟第2代表の創価大が勝利したこともあり、創価大に勝って関東5連盟代表1位となった上武大が4強最後の枠を掴む可能性が高いと思われる。
準決勝、決勝は非常に接戦になるだろうが、日程的に考えると、上武大と東農大北海道オホーツクの勝者は2回戦、準決勝、決勝と3連戦となるので、やや厳しいか。創価大も14日、16日と経て18日の明治大との戦いとなるので、投手陣の疲労がカギを握るはず。となると、比較的日程に恵まれた明治大と駒澤大という、東京六大学と東都大学という見慣れた対決になりそうな気がする。前回は東都大学の亜細亜大が東京六大学の明治大を下して優勝したが、果たして。ここでは、昨年のリヴェンジを果たす気持ちで明治大の優勝を予想として挙げておく。
クライマックスが近づきながらも、残念なことに平日開催ゆえ観戦出来そうにないが、戦況をこまめにチェックしつつ、その行方を見守りたい。
ネット環境のある人は、朝日放送のライブ中継〈バーチャル高校野球〉や、現地でキャス配信されている方（さかもっちゃん(もっち)様）がいらっしゃるので、それらを頼りに熱戦をチェックしてみるといいかもしれません。
