そんななか、ようやく観戦が叶って駆けつけたのは、日曜の第1試合。クラブチームながら1回戦で日立製作所(日立市)を打撃戦で勝ち上がってきた信越硬式野球クラブ(長野市)と、今年監督に就任した元広島の代打王こと町田公二郎率いる三菱重工広島(広島市)との対戦だ。
序盤は緊張感漂う投手戦の様相だったが、4回表1死1、2塁で三菱重工広島の國本が信越クラブの先発・高橋(雄)の甘く入ったストレートを左中間へ3ランホームランを放り込み、一気に主導権を握る。高橋(雄)はその後持ち直していただけに、痛恨の一球となってしまった。
信越クラブは5回までヒット1本に抑えられていたが、6回にチャンス到来。先頭打者がヒットで出塁すると、バントで送って1死2塁。2番小松がセンター前へタイムリーヒットを放って1点を返す。尚も2死2、3塁のチャンスを作ったが、後続が倒れて1点止まり。ここでもう1点、あるいは同点になっていたら試合も分からなかったが、その後三菱重工広島は継投で信越クラブへの流れをピシャリと止める。一方で、8回から先発の高橋(雄)に代わって下田が登板したが、タイムリーで追加点を奪われてダメ押し。三菱重工広島が巧みな継投でベスト8へ進出した。
信越クラブの先発・高橋雄輝は東海大学出身。高校は東海大高輪台と東京出身のようだ。残念ながら一発を食らってしまったが、もう1、2種類変化球があると、幅広い投球が出来るはず。来年に期待したい。
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□2015/07/26(日) 三菱重工広島(広島市)× 信越硬式野球クラブ(長野市) 2回戦
東京ドーム/試合開始10:31 試合終了12:59 試合時間2時間28分
三菱広 000 300 010 4
信越ク 000 001 000 1
【バッテリー】
(広)大下、森脇、湧川-國本
(信)高橋(雄)、下田、五十嵐-宇野、中森
【勝】(広)大下
【敗】(信)高橋(雄)
【本塁打】(広)國本(4表3ラン)
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信越クラブは応援団はシンプルで良かったが、前身がNTT信越だからNTT東日本からの助っ人だろうか。応援歌は慶應、早稲田どちらもありました。7回に社歌ならぬ県歌「信濃の国」を合唱したのですが、マイクリーダーの女性の歌唱力がなかなか素晴らしかったと思います。