ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

ヒゲジイのブログが開設して丸3年経ちました(中)

2017-09-15 06:06:24 | 自分史
 自分史『アルコール依存症へ辿った道筋』シリーズを始めて半年ぐらい経った頃、シリーズの締めは実質的にサラリーマン人生が終わった時期にしようと決めました。閑職に異動させられた時期に当たります。

 この時期を境に仕事上のストレスが軽くなり、深酒の挙げ句の連続飲酒に陥ることがなくなりました。アルコール依存症(アル症)を悪化させずに生活できていた時期で、その分書くべき事件(?)があまりなかった時期でもあります。漫然とシリーズを続けても退屈されるのがオチという思いがありました。

 シリーズを通じ様々な “気づき” がありました。その時々の “気づき” が溜まりに溜まって、自分史以外のことも書きたいという欲求が募ってきていたのです。

 特に断酒して以降、情動不安定な状態や記憶(想起)障害には散々苦しめられて来たという思いがあり、思考プロセス障害についても薄々気づかされていました。これらの障碍が遅発性離脱症候群とも言うべき急性離脱後症候群(PAWS≒ドライドランク)と知ったのも大きかったと思います。

 そこでブログ開設10ヵ月後(断酒1年8ヵ月)からは、アル症に特有の病状を自分の体験に当てはめて記事に取り上げることにし、特に渦中にあったPAWSは再々題材にしました。

 理屈好きな私は、回復途上の脳では領域間に回復速度のアンバランスがあり、情動不安定などの障害はそのアンバランスによるものなどと屁理屈を捏ねてもみました。素人考えの自己満足でしかないのですが、そうすることで不安な心を紛らわせていたのだと思います。

 PAWSの中でも記憶(想起)障害や思考プロセス障害は老人ボケと何ら変わりありません。両親ともに認知症で亡くしていますから、私にとって老人ボケほどの脅威は他にありません。深刻な老人ボケに備える意味で、記憶力活性化を目的にこれらの障害をよく題材にしたのです。

 これらに加え “認知のゆがみ” が回復を邪魔する最大の障碍であり、アル症となった要因であることも知りました。ブログ開設8ヵ月(断酒1年半)が過ぎた頃から、変な思い込みがものごとをややこしくしている要因とハッキリ気づき始めました。この変な思い込みに囚われていることが “認知のゆがみ” と知ったのは断酒3年過ぎのことです。こうして “認知のゆがみ” の事例が新たな題材となりました。

 こうして現在に至ります。断酒期間も丸3年(ブログ開設2年2ヵ月)を過ぎたら精神的に少しゆとりが生まれてきたようです。これを機にその時々の関心事を題材とし、自分なりの “気づき” を週2回の頻度で投稿することに変えました。

 現在、私の一番の関心事は “認知のゆがみ” の矯正と記憶(想起)障害・思考プロセス障害の進行抑止です。簡単に言えば、どうしたら老害をまき散らす老人ボケを遅らせられるかです。これが目的の投稿となりつつあります。

 “認知のゆがみ” の矯正と言ったら性格の改造と同じこと、無理に変えようとしてもうまく行くものではありません。当たり前ですが、自分で出来ることなど限られています。手始めに、“認知のゆがみ” と思しき事例を拾い集め、それらを自戒の糧とするつもりでいます。これらを記録していけば、記憶(想起)障害・思考プロセス障害の進行抑止にもなると考えました。目出度く一石二鳥となれるかは請うご期待です。
(この項まだつづく)



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