ストレス解消が私になった時の母は凄まじい

2018.04.22

カテゴリ：母との生活

母とちょっと昔話をしてて、母が動揺した。
女子大生に部屋を貸すために
２階に５部屋増築した時の４５年も前の話・・・
間貸しのアパート業だが、母屋の２階に建てたので
下宿業に近い。トイレ台所共同…１８で上京するお嬢さんには
過酷な状況だと思った。

それとは別に当時私は１６歳妹１３歳弟７歳
父が早めに退職してしまい、転職したが生活費が足りない。
母の収入の道がこれだった。
私はもちろん反対した。
知らない人の出入りが多くなるのが嫌だった。
２階の共同の部屋の掃除を頼まれるのも嫌だった。

２階増築のため預金株が無くなり、
それでも足りなくて親戚の紹介の銀行で借りた。
そこまでして、しなくてはいけなかったのか・・・

２階の騒音で父は不眠症に陥ったし、
女子大生が電話を借りたりで母屋に来るので、落ち着いた生活が
出来なくなった。
下宿に近い形だったので、２階のことはすべて母がすることになり、
お嬢さんを５人預かるということで責任も重い。
遠出ができない…反対を押し切って始めたので
母は甘えたりが、お願いをする人もいなかった。
私も就職したら日曜日のみが
休みだったのでへとへとで自分のことで精いっぱい。

私は、ぎりぎりまで家に帰らなかった。
２階の掃除とかが嫌で母に逆らい、家を追い出されることになる。

２５歳になったら嫁に行くか家を出る・・・
家を出る時母は、手伝うことも無かった。
物件決める時も協力もない・・・嫁入り前の２０代の娘は辛かった。
寂しかった…女子大生の方が大事なのだと思った。

毎度・・・母は気分を害すると私を追い出すことになる。
思うようにならない娘は嫌いなのだ。
でも女子大生も、母の大事な長男も自分の思うようにはならないのに・・・

結婚前に母と旅行したり、のんびり話をする余裕もなかった。
家族はストレスでイライラしていて、実家に愛着も無くなっていたと思う。
１０年で徐々に入居する人もいなくなり廃業・・・一部屋１万以下の家賃・・・

母はアパート業をして一つもいいことが無かったと言った。
・・・失われた１０年は母にとっても重い・・・
やめた途端母は暇になりすぎたのだろう・・・
楽しみを私に求め、一人暮らしの私に縁談を勧めた
私は断り、破談になったはずなのに、強引に結婚に進んでしまった。

ストレス解消の楽しみが　私になった時の母のエネルギーは凄まじい。
私を思い通りにすることにかけては執念に近いものがあるので・・・

下宿してなくて普通にしてたら家を出ることもなく、元夫と結婚することも
なかったと思う。
株の方が下宿の儲けより数倍違ってたようだ。
預金だって１０年で２倍になった時代でした。

そして私が一人暮らしで蚊帳の外だったので、
騙しのプロの従姉仲人と結託してしまった・・・
まあ過ぎたことはしょうがない・・・

また追い出されるのだが、今度の実家からの引っ越しは大変・・・
２トントラック２台です。

ここにきて母が寂しさを感じています。
人の気持ちはわからなくても自分の気持ちは敏感・・・