歩くと足裏が痛むモートン病の治療は負担を減らすセルフケア!そのポイントは?

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「歩くと足の指先がビリッと痛むような痛みがある」

足の指先にいく神経が障害されることで痛みやしびれに悩まされる 『モートン病』 になられる方は女性の方は意外に多くいらっしゃいます。

モートン病になる原因には

  • 靴の問題 
    底が硬かったり、ヒールが高く・足先が細い靴だったりする
  • 足の問題 
    扁平足・開帳足・外反母趾

などがあります。

モートン病は、基本的には足にある環境を改善しながら負担を除いていく保存療法が中心になります。
モートン病の原因や症状など病態について確認しておきたい方はこちらをまずお読みください。

足の指が痺れる、指の付け根が痛いのはモートン病による神経障害かも!?

それらの治療にはどのようなものがあるのか?自分で対処・改善できるセルフケアの方法などについて紹介していきます。  

 

病院では症状を抑える対症療法が基本の治療

病院でされる治療は、いまある症状をうまく抑えていき自然治癒力で治っていくのをサポートするのが主になります。

1.生活指導

まずは、足に負担がかかる環境があるはずなので、それをみつけて改善していくように指導されます。

1番大切なのは、『靴の変更』で

  • ヒール高さがないものか、あっても6cm以下 
    ヒール高さは低いのが理想ですが、女性の方がヒールの低い靴を選ぶのはいくら病気だといっても相当抵抗があります。
  • の中敷き(インソール)が硬くない 
    革靴だったりして中がカチカチなものなどがいけません。
  • ソールのしなり 
    靴選びの時に重要なのに見逃しがちなのがソールのしなりです。ソールが反らない・反り過ぎはどちらもいけません。

    革靴などで底が硬くて反らないのはダメな場合が多いです。
    足の指のしなるのに合わせて自然に反らせられるようにしておくとよいです。

これらは少なくとも症状がきちんと治るまではきちんと対処して負担を軽減するべきでしょう。
そして、治療している期間の歩く量は、歩かないことはできませんが、必要上に増やさないことは大切です。

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2.注射

足裏に麻酔やステロイドの注射を打つことがあります。(ブロック注射)

これで痛みがなくなれば、モートン病だと確定することができます(鑑別診断)
また、注射後に症状が軽減することも期待でき治療になることもあります。
ただ、足裏の注射は想像するだけでおわかりいただけると思いますのがものすごく痛いのは間違いありませんので覚悟が必要です。  

3.インソール(足底板)

扁平足や開帳足など足のバランスが崩れていることで負担が増えている方が多いので、インソール(足底板)で足のバランスを改善させるのを目的にします。

簡単なものでは、『中足骨パッド、横アーチパッド』を入れることです。

中敷きを市販で購入したり、オーダーメイドで作成することもあります。  

 

足底板の入れ方のポイント

簡単に『中足骨パッド』を入れることで開帳足になって落ち込んでしまっている足の横アーチを物理的に持ちあげます。

実際の経験では、横アーチだけをもちあげるのは簡単ですが効果がそこまで出ません。

そこで、効果を高めるためにもう一工夫をお勧めしたいのですが、

  • 足の縦アーチの改善をプラスする
  • 前体重になる身体のバランスを改善する
  • 歩き方を改善する

などを組み合わせるのがよいでしょう。

開帳足で失っている横アーチをパッドで補強するのは良いですが、セットで落ちてくる『縦アーチ』にもパッドを入れるのをお勧めします。

『縦アーチパッド』を使ってアーチの少し後ろ側に着けることをお勧めします。  


 

 

エクササイズや歩行指導による足の負担の改善

足のバランスが崩れてしまった根本原因を探っていくと、身体の全体バランスの乱れの結果

  • 全体的に前足側体重がかかって患部に体重がのりやすくなっている
  • 歩いているときに患部に体重が乗りやすい

状況を招いていると推測が立ちます。

それを改善するためにまず取り組んでいただきたいポイントを2つ紹介します。

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1.背筋を伸ばしてお腹を凹ませる

前に体重がかかりやすくなる大きな原因に、お腹がゆるんでしまって姿勢が乱れている方が非常に多いです。

難しいことを抜きにして、お腹を凹ませて背筋を伸ばし、少しだけ頭の位置を下げる意識を持つと良いでしょう。

2.がに股で歩かない

歩くときに、患部に体重が集中しやすい特徴的なものに

  • 足先が外に開いている 
    20℃程度外に向くのは一般的ですが、少し開きが広いかどうかチェックして少し内向けてみるのも良いでしょう。
  • 横幅が広い 
    歩いているときの足の横幅が広い場合は、モデルのように足をクロスするほどでないにしても少し狭くしてみます。

があります。

これらを少し変えるだけで、患部にかかる体重のストレスの状態に変化を加えることができます。

あとは、少しずつやりながら自分にはどの要素が1番楽かを見ながらベストを探していくことをおすすめします。  

 

 

おわりに

モートン病であっても、症状が強かったり、いろいろしても何も症状に変化がなかったり、明らかな神経腫で物理的に神経が障害されているなどがなければ、保存療法で改善していくことが十分期待できます。

パッドをするだけ、注射だけ・・など受け身でいつづけるより、慌てず不安になり過ぎず自分にできることをしっかり実践していくことが改善を早めてくれると考えます。

症状に苦しんでいるところで心の余裕がもちづらいところですが、ひとつでもふたつでも構いませんので自分の身体を労わってあげるヒントを得ていただけたなら幸いです。 

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