暗いですよ。
この話。



何故か、極稀に思い出してしまう光景が、あります。


小さい頃から入院してばかりだった私の目に鮮明に焼き付いている光景です。


小児病棟って、かなり具合が悪い間は個室に入りがちで
少し元気になると大部屋に移動して、あっと言う間に友達も作り、プレイルームで遊ぶんですが
そこは、子供の体調。
結構ジェットコースターなんですね。




その子は確か、酷い喘息だったと思います。
前日まで一緒になってワイワイ騒いでいたのに、翌日、個室に移ったと思ったら
その日の深夜、廊下を走る看護師さんの足音や機械を運ぶ音が騒がしくなったんです。


何となく廊下を覗いてはいけない気がしながら「なんだろう?」と思いつつ翌朝を迎えると…
その子が入っていた個室のドアが偶然開いていて。


そのベッドにはシーツもなく、掛け布団も外した状態で
ただ、消毒薬の匂いと、窓から差し込む真っ白な眩しい朝日の輝きだけが
当時7才位だった私にも、前夜からの一連の意味を理解させるものでした。


悲しかったのだと…思います。
だけど、それよりも
「いなくなる、ってこんなにあっという間なんだ」という驚きの方が強かった。


恐らく、自分で意識した初めての「死」だったので、ピンと来なかったのでしょうか。


亡くなった子は、私より少しだけお兄さんだったと思うので、今考えると
早すぎというにしても、あんまりな年ですよね。



国立病院に入院していたので、その後も、何人かの幼いお友達を亡くしましたが
この経験が一番印象に残っているのは、Visualとして捉えてしまったからかな。





いや、だから何って訳では全く無いんです。
誤解しないでくださいね (@Д@;



彼らに比べたら、私、もう十分生きたなんて全く思ってないですし
むしろ、長生きしちゃったから、やらなくちゃいけない事や責任が増えちゃってる。

そんなもの放棄するつもりなんて全く無いです。



そもそも、私、自分の病気、相変わらず舐めてるんで(;´▽`A``


慢性疲労症候群もどきも、線維筋痛症もどきも、リンパ腫も、
全部まとめて片付けてやりますよ!

そんで、私よりずっと大変な思いをしていらっしゃる皆さんの私設応援団やりますよ!




・・・全く役に立たないこと請け合いですが (T▽T;)