北欧からのオーロラ便り

欧州在住で世界中を駆け回っている日本男児! 皆さんと国際的趣味やフィーリングをシェアーできれば最高!!

遭難と救助通信システム#5(総合救助システム)

2017-03-10 20:00:00 | 道具

前回紹介したPLB(Personal Location Beacon)は タバコの箱サイズだが

PLB腕時計は すでに製品化されている

現状は スイスメーカーなど外国メーカー主体で まだまだ高価だが

日本でも PLBシステムが 導入されれば

カシオなど日本メーカーが 安価で高品質のPLB腕時計を 製品化してくれるだろう

 

 

 最後に 日本におけるPLBの現状と未来を 考えてみよう

海は 海上保安庁

陸は 警察署と消防署

空は 航空局

現在 縦割り組織で PLBの電波(周波数406MHZ)

傍受できるのは 海難事故を 救助する海上保安庁のみ

山岳地帯での遭難や 都市での災害など 陸への対応は 出来ていない現状

 

これを 総合災害救助センターを設置し 一元管理すれば

日本の全領土に 対応可能な救助システムが 出来上がる

 

さらに 衛星通信+AI(人工知能)+スーパー・コンピューター+マイナンバーなど

既存の技術を 融合させれば 

遭難や災害現場の気象+交通+治安+通信+個人情報 & 被害状況 &

救助体制の現状把握(最適救助手段+現場から一番近く適正な救助組織)などを分析し

救助隊の編成から派遣まで AI(人工知能)が 瞬時に判断し実行する 

最適最速な救助体制を 提供する救助システムの構築は 技術的に可能

 

問題は 海上保安庁、警察署、消防署、航空局などが 

各自のセクショナリズム(縦割り官僚主義)を脱して

総合救助システムを 構築できるかに係っている

 

一旦 この個人探索救助システムが 出来上がれば

将来的に さらなる発展型&拡張型システムも 期待できる

一例を挙げれば

個人の体温+心拍数センサーとPLB腕時計を 組み合わせ

体温や心拍数が あるレベル以下になるとPLBが 作動するようにしておけば

急な災害や事故で 本人が意識不明なケース

また孤独死の防止などにも システムが対応出来る

 

上記のような 将来役立つ総合救助システムを

我々の努力で構築し 次の世代に遺産として残しておけば

我々の子孫を 遭難や災害から救う事が 出来る上

あなた自身が 将来 孤独死から 免れるかも

 

「日本死ね!」 でなく 「日本頑張れ!!」

 


コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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縦割り (HGおの)
2017-03-12 20:34:58
まあ、それぞれに専門性があるだけに
難しいところですね。
システムを一元化して、各所で連絡運用する…
という形でもできればいいですけど。
米国は911で (オーロラ)
2017-03-12 21:58:58
既に一元化しているので
日本も いずれそうなるでしょう

その頃には 監督より頭の良いAIが (笑)
状況を瞬時に判断して 陸海空の適切な
救援隊を 派遣してくれますよ

それまで 命を大事にする事ですね

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