Kent Shiraishi Photo Blog

北海道美瑛町の大自然や身近な写真を、
海外へ配信するArtistの呟き。

太陽のゴーストについて僕の意見を書きます。

2015年11月26日 | 世界で通用するArtistになるために学ぶ!
太陽のゴーストについて僕の意見を書きます。
僕は遥か昔から考えていました。自分で太陽のゴーストをコントロールしたいと。

毎回書いていますが、今回も書きます。
これから書く発想はもちろん僕自身の発想です。
他人の発想は分かりませんから…。
またこれから書く事を読んで、
「それは違う!」と突っ込まれても困ります。
もし違うと思えば、それはそれで良いでしょう。
100人Artistがいれば100通りの発想があります。
それがArtist(アーティスト)ですから。
・・・・・・・・
さて、タイトルにも書きましたが、
僕は昔から自分で太陽のゴーストをコントロールしたいと考えていました。そしてついに2013年11月、SONYが画期的なカメラα7R (ILCE-7R) を世に出した事でそれは可能になりました。
その後さらに逆光に特別優れたレンズ、SONY Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZAが2014年に発売されて、このカメラとレンズのシステムを使えば、かなりの撮影場面でゴーストをコントロール出来るようになりました。
本当に素晴らしい!
カメラの歴史やこれまでの常識から考えても、画期的な技術であり進化です。
しかもこれは直接SONYの社員の方から聞いたのですが、開発当初からこのカメラとレンズが逆光に強いと分かっていたそうですが、まさか太陽を直接撮影してここまでゴーストが出ないとは思っていなかったようです。つまり僕の撮影した写真をご覧になって、実際にどれだけ逆光撮影に強いか理解されたようです。
(#^.^#)
僕は以前から書いていますが、僕の様な写真家は例えて言うなら、モータースポーツのF1ドライバーだと考えています。
つまり最先端のマシンを与えられて、その最高性能をドライビングで発揮する。また必要であれば改善して欲しい箇所をメーカーにハッキリ伝える。それらは一流ドライバーでなければ出来ない仕事です。世の中にたくさんドライバーはいますが、誰でもそう出来る訳ではありません。
またレベルがほぼ等しいドライバーなら、マシンの性能差が大きく結果に影響するのも我々写真家と同じです。いくら僕にゴーストの無い写真を撮れと言われても、今現在SONYのシステム以外でクライアント(顧客)を満足させるのは、僕には不可能です。マシンであるSONYのカメラと僕の撮影技術が合わさって初めてそれが可能になります。
もしここまで読まれて、「こいつ偉そうに書いているな!」そう思って不快になられましたら、この先読まない方が良いでしょう。もっと不快になりますから…。
(#^.^#)
面白い事を書きます。
昨夜、簡単にモノクロにした写真を世界の写真サイト「500px」に投稿しました。
ご覧下さい。

The snow hill of bask in the sun

簡単に変換ソフトでモノクロにしました。
ハッキリ言いまして自分ではこの作品に満足していません。もし誰か顧客が買いたいと言ったなら、もう一度きちんとモノクロにし直します。それには何日も時間が必要です。一流のモノクロ作品は皆さんが思っている以上に創作は大変です。
アーティストのレベルで創作するなら尚更です。今回このレベルでそこそこ高得点出来るのは、被写体の魅力と太陽の美しい描写のおかげです。つまりこの程度の作品は使うマシンに実力があれば、普通のドライバーでも十分運転できる、つまり誰でも撮れるということです。ただし世界ではまだまだその事を知らない者が多いのです。

昨夜、上の作品を見て時々僕に絡んでくるおバカな外国人からメールが来ました。
「Kent,おまえはどうやってゴーストを消したんだ?日本人は小細工が得意だから、フォトショップで一個ずつ時間をかけて消したんだろ?」
相手にしないで無視しました。するとまた…
「こんなにWideに撮ったら、ゴースト出まくりだろ?
たしかに素晴らしい写真だが、加工してるから『ナショジオ』では評価されないな!」
馬鹿な外国人は日本人と同じ様にいます。
あんまりうざいので一言書きました。
「この写真はJPEG撮って出しをモノクロにしたんだよ!君の脳ミソでは理解出来ないだろうが、最初からゴーストは存在しないんだ。ゴーストはお前だ!さっさと消えろ!!」
そう書いてやりました。
(#^.^#)
実は単焦点レンズなら撮れると言うわけではありません。単焦点が全てに優れていると考えることがもはや時代遅れです。F1のミッションもすでにマニュアルではありません。発想の転換こそ必要です。問題は使う目的にあるのです。
このズームレンズは特別逆光に優れています。それが一番の特徴です。つまりその目的には最高のレンズなのです。

また撮影方法ですが、初めは16mmからスタートして太陽を覗きます。左にゴーストが見えました。ゴーストを入れて素晴らしい絵になるならそうします。何が何でもゴーストを入れない作品が良いと言ってる訳ではないのです。しかし今回はゴーストの出る位置が悪く、フレームアウトすべきであると考えました。よって1mmずつ徐々に望遠の方に動かしていきます。すると19mmでゴーストが左隅に行きました。そこでほんの少し自分が移動して構図を作ると見事に完全に画面からゴーストが消えました。パーフェクトです。またここまで読んでお分かりでしょうが、レンズとカメラの光学的な性能だけでは無理です。この作品を創作するには、自分の眼で太陽を見続けられるEVF(電子ファインダー)が絶対に必要です。
ですから今現在、大手2大カメラメーカからEVF付きの高級ミラーレス一眼が出てない以上、この様な作品を一般の写真家はもちろんプロでさえ撮るのは難しいのです。僕がわざわざSONYのカメラとレンズの『システム』が優れていると書いたのはそういう事です。

最近僕の耳に入ってきた情報によりますと、近くの旭川近辺のプロもSONYのカメラを使いだしたようです。それは当然でしょう。僕の作品を見れば分かりますように、同じレベルの写真家であっても使うマシンが違えば、僕の様な太陽写真は撮れないのですから。おそらくこれから世の中に出てくるゴーストの無い素晴らしい太陽写真の多くは、SONYで撮られた作品のはずです。太陽を撮りたいプロなら当然使うでしょう。

★上の写真のカラー作品は次です。


「マイルドセブンの木と太陽」
北海道美瑛町 11月

Camera:SONY α7R (ILCE-7R)
Lens  : SONY Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA
Not use a tripod & filter.

この写真は僕が撮影現場で見た風景を可能な限り再現した、網膜写真(Retina Photo)です。と言っても殆ど現像せず撮影時に完成しております。
僕はこの写真を撮ってSONYのカメラとレンズのシステムとしての素晴らしさを実感しました。今迄は太陽が木々に当たるような角度で、出来るだけゴーストを減らす様に撮影していました。もしくは最初からゴーストを入れて絵になる様な構図を考えました。しかしもはやそんな事を悩む必要ありません!ゴーストを出す出さない、それを自分でコントロール出来るんですから。「太陽を美しく撮る写真家」と世界で書かれる様になったのも、SONYを使うようになってからです。素晴らしいカメラとレンズに出会えて写真家として僕は幸せです。

次の写真をご覧下さい。



上の写真は以前ここに掲載しました。
今年の12月4日からライトアップする「白髭の滝」です。この写真の上から、溢れる様な光がそれこそ滝の流れの様に射しています。実はこの光は肉眼では見えていません。それこそある意味言葉通りに本物のゴーストです。
しかし今やこの光(ゴーストと呼んで良いかどうか?分かりませんが…。)、これさえもどこに配置するか?撮影時にEVFを覗きながら決める事が出来るのです。
つまりゴーストを入れる入れない、どこに配置するか?ほぼ全てを自分でコントロール出来る時代になって来たのです。もちろんまだ完全ではありませんが、僕の技術ならかなりのレベルでそれが出来ます。
本当にSONYのカメラは凄い!そして写真の世界はあらゆる可能性を含めて素晴らしく進化しているのです。
今後はこのシステムでなければ撮れない様な写真を世界中にどんどん発信していきます。
どうかご期待下さい!

そして最後にもう一枚、太陽写真をご覧下さい!


Sparkle ! 輝く!
ゴーストの無い朝日を浴びる。
この朝日は強烈でした。EVFを覗きながらゴーストの無さに驚きました。
これから新しい太陽写真の文化を日本人が世界に発信する大きなチャンスです。
少なくとも僕はそう考えています。
一緒に頑張りましょう‼
(#^.^#)
Camera:SONY α7R2 (ILCE-7R2)
Lens  : SONY Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA
Not use a tripod & filter.

ケント白石
北海道を世界に売り込む侍写真家
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