今日は晴れとなり、さほど暑くならずに爽やかな一日となりましたね。
終日寺院勤務
寺務・法要・清掃などして過ごす。
キンシバイの花が咲きました。
・・
松本紹圭師の「Post-religion」について、拙生なりの“Post-religion”を昨日に少し述べさせて頂きましたが、その中で、「仏教においてであれば、授戒・灌頂・葬儀の重要性、真価が今より以上に問われてくるところになる」、「しかるべき清らかな指導者による清らかな王権主義的なものに復古されてゆく」という内容は、もちろん、ダライ・ラマ法王猊下を想起させて頂いてのことでございます。
まあ、自由への振り子がいったん振り切れれば、必ず不自由(規制)へと振り子が戻ることにはなるでしょう。
仏教での不自由(規制)と言えば、もちろん、「戒律」となります。
僧俗問わず、仏教の基本の三学の第一となる「戒」というものは、そう簡単に対治することが容易ではない無明・煩悩の心を陶冶する上で、大切なものであります。
また、義務的な修習から、能動的、自発的な修習へ向けても、「戒」は重要な役割を担うところとなります。
もはや言わずもがなではありますが、現代日本の仏教において、何が一番のネックになっているのかは、衆生を教化していく立場となる僧侶の「戒」の問題なのであります。
守るべき戒も守れていない者から、戒を頂いても、教えを守れていない者から、教えを頂いても・・ということなのであります。
「授戒・灌頂・葬儀の重要性、真価が今より以上に問われる」というのは、それを執行する導師の資質が、より厳しく問われてくるというところでもあります。
また、それは、資質の無い者は、しかるべくに淘汰されていくということであります・・
拙生でも、戒律を守れている僧侶からと、戒律を守れていない僧侶から頂く戒律、教えとでは、どちらを重視しますか、となれば、やはり素直に戒律を守れている僧侶から頂く戒律、教えを選びたいところとなります。
観音菩薩の六字真言の許可灌頂: インド、ダラムサラ / ツクラカン ダライ・ラマ法王 動画
https://www.facebook.com/dalailamajapanese/videos/854555611402715/
とにかく、猊下の灌頂に世界中から集まる人々の数の凄いこと・・
比べることも憚られますが、猊下へ寄せる信頼と、現代日本の僧侶へ寄せる信頼との歴然たる違いの差が示すところでもあるのであります。
“にが玉”でも“飴玉”に変えられるのが猊下でもあります。
日本でも、“にが玉”を“飴玉”に変えられるような僧侶が出現できるのか。
小手先の“飴玉”ではもう無駄であることに、そろそろ気付くべきでもあるのであります。
自省を大いに込めて。合掌
「Post-religion」(お寺の未来理事・未来の住職塾塾長・松本紹圭師)
http://higan.net/hijiri/2018/05/post-religion/
“Post-religion”・・
昨今は、お寺も、人の関心、興味を引き付けることに躍起となり、あえて少し揶揄的に申せば、“飴玉”仏教と言い得るところがあります。
しかし、実際の仏法真理というものは、やはり厳しく、そして、難しい、“にが玉”であるのが現実なのでもあります・・
ところが、その厳しい、難しいに至る前に、ほとんど終わってしまっている(飴玉だけ食べられて終わっている)のが、一つの乗り越えられない壁となってしまっているように思われるところがあります。
“Post-religion”は、近代までの不自由からの解放を経て、いったんは、自由となった宗教が、様々に多角的に本質が問われ直された中で、また不自由へと回顧して戻るようにも考えられるのであります。仏教も。
“Post-religion”では、仏教においてであれば、授戒・灌頂・葬儀の重要性、真価が今より以上に問われてくるところになると見ています。
簡単に述べれば、儀礼から入るreligionが、一周回って、また儀礼に戻るという感じであります。
前述の壁を乗り越えるのも、結局は、そこに至ることになるのかな・・と。“にが玉”を食べてもらうには、やはり、それなりの(強制的に“にが玉”を食べさせる)儀礼が必要になるということであります。
あとは、自由から、今度は、しかるべき清らかな指導者による清らかな王権主義的なものに復古されてゆくのではないかとも・・
まあ、自由では、結局、堕落するのも人間の本質なのであります・・それが見直されて、自浄的にも、また自分を縛るもの、自制するもの(戒律のような感じにて)を望むようになっていくのではないだろうかと存じます。
松本紹圭師とは、違った趣旨の結論でありますが、、私の考える“Post-religion”であります。
・・
お坊さんネットQ&Aサービス・hasunoha
http://hasunoha.jp/
下記問いに回答させて頂きました。
問い「はやくしにたーい」
https://hasunoha.jp/questions/27018
問い「40才からお坊さんになれますか?観音さまの救いを回向したい」
https://hasunoha.jp/questions/27013
・・
サカダワ期間に入りました。常用のお勤めだけでなく、都度のお勤めもできるだけ修められるように調えて参りたいと存じます。
「サカダワ」とはチベット暦4月のことで、お釈迦様に有縁の月とされ、功徳を積むのに大変よい機会と考えられています。今年の場合、新暦の5月16日から6月13日までがサカダワです。
サカダワの満月の日(チベット暦4月15日、今年の場合新暦5月29日)は、お釈迦様の誕生・成道・涅槃の御縁日とされています。(齋藤保高先生ブログご説明文より)
本年の仏教修学予定について(川口英俊)
http://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k/e/d233c5c6bfd2979249d75c85ade86378
日々の修習の記録・・
毎日のお勤め・・
・六座グル・ヨーガ(フルバージョン)(朝夕)
・ガンデン・ラギャマのグル・ヨーガ
・チッタマニターラ尊成就法
都度のお勤め・・
・甚深道たる上師供養儀軌・楽空無差別のグル・ヨーガ
・上師供養における供物の供養というもの
・ポア(ポワ)観想成就法・ミトラジョーキ大師「三つの真髄の教え」
・「五次第」読誦(秘密集会究竟次第解説和訳テクスト)
「本年の仏教修学予定について」2017.12.24
https://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k/e/d233c5c6bfd2979249d75c85ade86378
口自在たる慧蔵にて至善なる勝者流の、教誨の真髄を持す比類なき御方、無数なる勝者の海を凝集せし御身に祈願せん。最上と共通の悉地を給わんことを。ダライ・ラマ14世ガクワン・ロサン・テンジン・ギャツォ猊下に最敬礼申し上げます。
「偉大なる第十四世の長寿を祈願する如意自在王〔経〕」
http://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k/e/8f49efb18934ec00993d52e91c603327
・・
春秋彼岸中日・年2回開催・夕陽の彼方に観た浄土
往生院「日想観・極楽誓願法要」
次回開催は、9/23・秋彼岸中日・夕刻(雨天中止)
http://blog.livedoor.jp/oujyouin_blog/archives/72883056.html
往生院六萬寺サイト
http://oujyouin.com/
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これまでの過去記事等は、拙サイトをご参照頂けましたらと存じます。
川口英俊サイト
http://www.hide.vc/
終日寺院勤務
寺務・法要・清掃などして過ごす。
キンシバイの花が咲きました。
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松本紹圭師の「Post-religion」について、拙生なりの“Post-religion”を昨日に少し述べさせて頂きましたが、その中で、「仏教においてであれば、授戒・灌頂・葬儀の重要性、真価が今より以上に問われてくるところになる」、「しかるべき清らかな指導者による清らかな王権主義的なものに復古されてゆく」という内容は、もちろん、ダライ・ラマ法王猊下を想起させて頂いてのことでございます。
まあ、自由への振り子がいったん振り切れれば、必ず不自由(規制)へと振り子が戻ることにはなるでしょう。
仏教での不自由(規制)と言えば、もちろん、「戒律」となります。
僧俗問わず、仏教の基本の三学の第一となる「戒」というものは、そう簡単に対治することが容易ではない無明・煩悩の心を陶冶する上で、大切なものであります。
また、義務的な修習から、能動的、自発的な修習へ向けても、「戒」は重要な役割を担うところとなります。
もはや言わずもがなではありますが、現代日本の仏教において、何が一番のネックになっているのかは、衆生を教化していく立場となる僧侶の「戒」の問題なのであります。
守るべき戒も守れていない者から、戒を頂いても、教えを守れていない者から、教えを頂いても・・ということなのであります。
「授戒・灌頂・葬儀の重要性、真価が今より以上に問われる」というのは、それを執行する導師の資質が、より厳しく問われてくるというところでもあります。
また、それは、資質の無い者は、しかるべくに淘汰されていくということであります・・
拙生でも、戒律を守れている僧侶からと、戒律を守れていない僧侶から頂く戒律、教えとでは、どちらを重視しますか、となれば、やはり素直に戒律を守れている僧侶から頂く戒律、教えを選びたいところとなります。
観音菩薩の六字真言の許可灌頂: インド、ダラムサラ / ツクラカン ダライ・ラマ法王 動画
https://www.facebook.com/dalailamajapanese/videos/854555611402715/
とにかく、猊下の灌頂に世界中から集まる人々の数の凄いこと・・
比べることも憚られますが、猊下へ寄せる信頼と、現代日本の僧侶へ寄せる信頼との歴然たる違いの差が示すところでもあるのであります。
“にが玉”でも“飴玉”に変えられるのが猊下でもあります。
日本でも、“にが玉”を“飴玉”に変えられるような僧侶が出現できるのか。
小手先の“飴玉”ではもう無駄であることに、そろそろ気付くべきでもあるのであります。
自省を大いに込めて。合掌
「Post-religion」(お寺の未来理事・未来の住職塾塾長・松本紹圭師)
http://higan.net/hijiri/2018/05/post-religion/
“Post-religion”・・
昨今は、お寺も、人の関心、興味を引き付けることに躍起となり、あえて少し揶揄的に申せば、“飴玉”仏教と言い得るところがあります。
しかし、実際の仏法真理というものは、やはり厳しく、そして、難しい、“にが玉”であるのが現実なのでもあります・・
ところが、その厳しい、難しいに至る前に、ほとんど終わってしまっている(飴玉だけ食べられて終わっている)のが、一つの乗り越えられない壁となってしまっているように思われるところがあります。
“Post-religion”は、近代までの不自由からの解放を経て、いったんは、自由となった宗教が、様々に多角的に本質が問われ直された中で、また不自由へと回顧して戻るようにも考えられるのであります。仏教も。
“Post-religion”では、仏教においてであれば、授戒・灌頂・葬儀の重要性、真価が今より以上に問われてくるところになると見ています。
簡単に述べれば、儀礼から入るreligionが、一周回って、また儀礼に戻るという感じであります。
前述の壁を乗り越えるのも、結局は、そこに至ることになるのかな・・と。“にが玉”を食べてもらうには、やはり、それなりの(強制的に“にが玉”を食べさせる)儀礼が必要になるということであります。
あとは、自由から、今度は、しかるべき清らかな指導者による清らかな王権主義的なものに復古されてゆくのではないかとも・・
まあ、自由では、結局、堕落するのも人間の本質なのであります・・それが見直されて、自浄的にも、また自分を縛るもの、自制するもの(戒律のような感じにて)を望むようになっていくのではないだろうかと存じます。
松本紹圭師とは、違った趣旨の結論でありますが、、私の考える“Post-religion”であります。
・・
お坊さんネットQ&Aサービス・hasunoha
http://hasunoha.jp/
下記問いに回答させて頂きました。
問い「はやくしにたーい」
https://hasunoha.jp/questions/27018
問い「40才からお坊さんになれますか?観音さまの救いを回向したい」
https://hasunoha.jp/questions/27013
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サカダワ期間に入りました。常用のお勤めだけでなく、都度のお勤めもできるだけ修められるように調えて参りたいと存じます。
「サカダワ」とはチベット暦4月のことで、お釈迦様に有縁の月とされ、功徳を積むのに大変よい機会と考えられています。今年の場合、新暦の5月16日から6月13日までがサカダワです。
サカダワの満月の日(チベット暦4月15日、今年の場合新暦5月29日)は、お釈迦様の誕生・成道・涅槃の御縁日とされています。(齋藤保高先生ブログご説明文より)
本年の仏教修学予定について(川口英俊)
http://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k/e/d233c5c6bfd2979249d75c85ade86378
日々の修習の記録・・
毎日のお勤め・・
・六座グル・ヨーガ(フルバージョン)(朝夕)
・ガンデン・ラギャマのグル・ヨーガ
・チッタマニターラ尊成就法
都度のお勤め・・
・甚深道たる上師供養儀軌・楽空無差別のグル・ヨーガ
・上師供養における供物の供養というもの
・ポア(ポワ)観想成就法・ミトラジョーキ大師「三つの真髄の教え」
・「五次第」読誦(秘密集会究竟次第解説和訳テクスト)
「本年の仏教修学予定について」2017.12.24
https://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k/e/d233c5c6bfd2979249d75c85ade86378
口自在たる慧蔵にて至善なる勝者流の、教誨の真髄を持す比類なき御方、無数なる勝者の海を凝集せし御身に祈願せん。最上と共通の悉地を給わんことを。ダライ・ラマ14世ガクワン・ロサン・テンジン・ギャツォ猊下に最敬礼申し上げます。
「偉大なる第十四世の長寿を祈願する如意自在王〔経〕」
http://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k/e/8f49efb18934ec00993d52e91c603327
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春秋彼岸中日・年2回開催・夕陽の彼方に観た浄土
往生院「日想観・極楽誓願法要」
次回開催は、9/23・秋彼岸中日・夕刻(雨天中止)
http://blog.livedoor.jp/oujyouin_blog/archives/72883056.html
往生院六萬寺サイト
http://oujyouin.com/
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これまでの過去記事等は、拙サイトをご参照頂けましたらと存じます。
川口英俊サイト
http://www.hide.vc/