メンズデーだったからか、シネマート新宿の大きなスクリーン1が満席で立見も出る盛況ぶり。『マッハ!』でムエタイ&タイ流アクション映画を一気に世界に広めたトニー・ジャーが香港アクション映画に殴り込み!
香港警察の潜入捜査官、チーキット(呉京ウー・ジン)はタイで刑務所に収監されてしまう。チーキットと共に臓器密売疑惑を追っていた、叔父のチャン(任達華サイモン・ヤム)は、チーキットを救出するために香港で密売組織の捜査を急ぐ。タイの刑務所の看守チャイ(トニー・ジャー)は難病の娘の治療費を刑務所長のコー(張晋マックス・チャン)に融通してもらっていて、コーがチーキットを責めるのを見過ごすしかなかった。しかし、娘の治療に適合するドナーがチーキットだとわかり、何とか救出しようとする。
臓器密売組織の香港サイドのボスは、自らの心臓病に実の弟の心臓を移植して助かることを狙っていた。捜査を進めていたチャンの厳しい追及を受けるが、まんまと弟を襲撃し、移植を受けるべくタイへ向かう。
チャイの手引き、そしてタイに渡ったチャンの尽力があり、混乱に乗じて刑務所を脱出したチーキット。しかし、代わりに捕らえられたチャンを救うため、チャイと共にコーのアジトに向かう。。。
香港カンフーアクションにムエタイアクションと、熱い闘いが盛り沢山!トニー・ジャー、呉京、張晋、それぞれ一人だけでも熱いのに、3人揃ったアクションは最高です。
香港映画らしいサービス精神満載の盛り沢山なストーリー、潜入捜査官に臓器密売といった大きなテーマ以外にも、チーキットとチャン、チャイと娘といった肉親の愛情、そしてそれと対をなすかのような兄弟の相克に、孤児だったというコーの出自。敵役が皆強く、ボスの弟を守っていた刑事が皆殺されるところなどは徹底的な非情さで、一方子供たちが交わす絵文字メールのエピソードは微笑ましくほっと和みます。
ラストで女の子が見た狼は何だったのかわかりませんが、激闘アクションを満喫しました。
公式サイトはこちら。
1/9 シネマート新宿
これは面白かったですね!ウー・ジン、トニー・ジャー(マックス・チャンも)のアクションが最高だった上に、ストーリーも捻りがあって、ほろりとくる所もあって、集中して鑑賞することができました。
個人的には、サイモン・ヤムが叔父で、甥がウー・ジンというあり得ない贅沢さに痺れました。
このアクションは燃えました!ムエタイとカンフーの対決、痺れましたね。
男性の観客が多かったのにも納得です。