夜間セッションクローズ
00:00JST過ぎのブログ記事でお伝えした、南アフリカの金利据え置き。
日本時間今晩は、トルコでも金融政策の発表がありました。
トルコ中央銀行は、主要政策金利である1週間物レポレートを8.25%に据え置き。
また、インフレ見通しが大幅に改善するまでは引き締め策を維持すると表明。
トルコ中銀は、当時吹き荒れていた新興国通貨安の嵐の中で、通貨リラを防衛するために1月に劇薬級の大幅利上げに動きました。
「異次元緩和」ならぬ「異次元引き締め」
このブログでは「バシュチュ・バズーカ」と呼びました。
あれから、5月から8月まで4ヶ月連続で利下げを実施。
ただし、その後は据え置いています。
今回の声明の中で、「とりわけ石油価格下落など、商品価格の現行水準を踏まえれば、来年はディスインフレが見込まれる」という一文が。
南アもそうですが、トルコも原油安の影響を受けていますね・・・
新興国にとっては良い影響ですが。
今の世界経済は、原油安によって安定を得ているのかな?
日本だってこれだけ円安が進み、今晩は119円スレスレまで行きましたが、これが悪い円安にならずに済んでいるのは原油安のおかげ。
それどころか、原油安によってデフレ回帰の危険があったから、黒田バズーカ第2弾を発射した。
おかげで株価は上がり、日本発信の株高連鎖が世界的に期待されてまでいます。
その原油価格が反転したら・・・?
なにからなにまで反転しかねないですね。
ここまで影響の裾野が広がってしまいましたから。
OPEC総会は27日の予定。
ここで減産が決まらない、という観測が原油安の大きな要因です。
でも昨日に書きました通り(EIA石油在庫統計 + 金急落 2014-11-20 00:54:35)、減産が決定する可能性はゼロではないという点には留意が必要ではないでしょうか?
さて、東京コモディティマーケット夜間セッションは04:00JSTにクローズしました。
東京金 5分足
東京金10月限、4511円、前日比+9円でクローズ。
東京金は4500円台を一度も割り込まず。
高値は結局4544円でした。
年初来高値にあと1円と迫ったものの、更新はお預けとなりました。
20日のロンドン自由金市場の金相場は前日比10.390ドル高で終了、反発。
ドルの調整的な反落を受けて、と説明されています。
寄り付き 1181.30ドル
午前の値決め 1194.00ドル
午後の値決め 1190.00ドル
終値 1180.375ドル
前日比という観点ではそこそこの反発ですが、日足チャートにすれば上ヒゲ引いた陰線引け。
午前は堅調でしたが、午後から崩れ、終値は始値を下回って終了。
このロンドン市場を見たファストマーケッツのアナリスト、トム・ムーア氏のコメント、
「金は米経済動向とドルの動きに追随している。ただ、依然としてこのところのレンジ内にとどまっており、何がレンジを抜け出すきっかけになるかを見極めるのは難しい」
ムーアさんが難しいって言ってるくらいですから、筆者はもっと判りませんが、OPEC総会あたりはダークホースじゃないですか?
もっとダークなホースは、スイス住民投票の一発逆転でしょうが。
COMEXの金先物フロア取引は、ドルの調整的な動きにつられて買いが入った後、小幅続。
前日比3ドル安、1190.90ドルで取引を終了。
ただし、その後のドル建て金は1195ドル水準まで値を上げてきています。
東京ガソリン 5分足
東京白金10月限、4618円、前日比+49円、大幅高で夜間セッションを終了。
20:00JSTには4630円の高値をマークし、前日高値を更新。
ただし円高巻き戻しで上げ幅は削りました。
NYMEXのプラチナ先物フロア取引は反発、前日比6.30ドル高の1205.60ドルで取引を終了。
ちなみに、パラジウムは小幅続落、2.80ドル安。
東京ガソリン5月限、73,550円、前日比+80円、小幅高で夜間セッションクローズ。
夜間のオープン直後が高値となりました。
7万3千円の大台割れスレスレまで行くシーンもありましたが、よく持ち堪えました。
今晩の海外原油市場は、良好な米国経済指標が並んだせいもあって1ドル超の反発。
NYMEXのWTI原油先物フロア取引は、反発。75.85ドル、前日比+1.35ドルで終了。
東京ガソリンにとっては、円高巻き戻しの逆風をサポートしてくれました。
ちなみに、OPEC総会での減産期待というのもWTIの反発の一因だったそう。
いよいよ「減産」の観測も出現しています。
ユーロ/ドル 5分足
ドル/円は、119円を目前にするまで続いた右肩上がり相場はいよいよ終焉。
日付が変わってからは、118円のライン絡みの揉み合い。
現在では方向感を喪失しました。
09:00JSTに東京株式市場がオープンすれば、また方向感を生じるかもしれませんが、NY株式市場ダウ平均は、現時点では10ドルちょっとの上げ幅。17700ドルを超えたり割ったりという小動き。
もしも、このダウの流れを引き継げば日経平均は大幅高や大幅安は予想できず、結局ドル/円も方向感を生じるかはわからないですな。
ユーロも動いたと言えば動きましたが、1ユーロ/1.25ドルを割ることはない堅調気味の横ばい、揉み合いというところでしょうか。
ただし、このユーロの堅調さが(ドルの軟調さが)、コモディティ群反発の大きな支えになったようです。
いよいよ金曜日ですね。
今週最後、締まってゆきませうー!
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