夜間セッションクローズ | フューチャーズ・ブログ(仮

夜間セッションクローズ

今晩は、貴金属が急伸しました。


しかも独歩高。


東京金4月限、4594円、前日帳入値比+81円で、04:00JSTに夜間セッションクローズ。


高値は4604円、4600円を奪還しています。


1
ドル建て金 

東京金 5分足 


週明け27日のロンドン自由金市場の金塊相場は急反発。


寄り付き 1183.40ドル 

午前の値決め 1182.75ドル 

午後の値決め 1200.00ドル 

終値 1201.87ドル、前週末終値比+23.53ドル。

6営業日ぶりに1200ドルの節目を回復。


午前中は3月末以来の安値近辺で小動きでしたが、午後から急伸し、高値引けです。


いちおうこのロンドンからのレポートでは、「(現地)夕刻に対欧州通貨でドル安が進んだことから買いの勢いが強まり・・・」とされています。


確かにユーロ/ドルは上昇しましたし、それはドル建てで取引されるゴールドにとっては上昇要因ではありますが、この急激な値動きの説明としては説得力不足。


「インドの祝祭シーズンも終わり、実需があまりない」

「今の投資家の心理はあすから始まる米FOMCに支配され、米FRBが何をするのか見極めようと慎重になっている」

ソシエテ・ジェネラルのアナリスト、ロビン・バー氏の談 


ロビンさんのコメントも、これだけ見ればゴールドは下がったの?と勘違いしそうな内容。


ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場も、反発。

中心限月6月限は前週末終値比28.20ドル高の1オンス=1203.20ドルでフロア取引を終了。


ニューヨークからのレポートでは、ギリシャ債務問題の懸念が挙がっています。

FOMCを前に利上げ時期の後ずれを警戒した買い戻しもあったようです。


2
ドル建て金
 240分足 


一晩の値動きとしては、この長い陽線は大きく目を引きます。

4月22日の高値、1204ドル台も更新。


しかし、結局は1210ドルは越えられず、値位置で見ればレンジの範疇です。




東京白金4月限、4430円、前日比+91円で、

東京バージガソリン11月限、61,820円、前日比±0円で、それぞれ夜間セッションクローズ。



東京白金 

東京バージガソリン 5分足 


白金は急反発。


ニューヨーク先物市場の白金7月限は反発し、前週末終値比32.00ドル高の1153.40ドルでフロア取引を終了。

同族パラジウム6月限は3営業日続伸、12.20ドル高の782.45ドル。


ディーゼル車向けの排ガス浄化触媒需要として欧州銘柄としての性格が強い白金にとって気がかりな欧州株価ですが、フランクフルト株式市場の株価は大幅続伸。

ドイツDAX指数は、228.31ポイント(1.93%)高の12039.16。


ギリシャの2年債利回りが一時250ベーシスポイント(bp)低下し、23.55%、2週間ぶりの低水準。


20:30JSTのマーケット 」でお伝えしましたが、ギリシャのヤニス・バルファキス財務相は先週のユーロ圏財務相会合で集中砲火の袋叩き。

アレクシス・チプラス首相もマズいと認識したのか、交渉役がトサカロトス外務副大臣に交代しそうな気配。

この交代劇を好感したようです。


欧州の株高は、これも一因かもしれません。


ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)が5.32%高。


STOXX欧州の自動車株指数は0.96%高。


このあたりも白金の押し上げ要因かもしれませんが・・・やはり、金の連れ高という側面が強いでしょうな。



ロンドンの株式市場も賑わいました。

FT100種平均株価指数は前週末終値比33.28ポイント(0.47%)高の7103.98。

過去最高値を更新。


「ギリシャ政府がトラブルメーカーだったバルファキス財務相を交渉担当から外したため、多少楽観的な雰囲気が出た」

CMCマーケッツのアナリスト、ジャスパー・ローラー氏の談 


鉱業大手アングロ・アメリカン、21.50ペンス(1.98%)高の1103.50ペンス。

白金大手のロンミン、0.53%高の144.06ペンス。


ただし、石油株は軟調。


石油大手BPが、1.50ペンス(0.31%)安の476.90ペンス。

タロー・オイルが、1.82%安の408.40ペンス。


この冴えない石油株にも表れているように、今晩のオイル相場は方向感が無い浮動になりました。


お伝えした米国での石油掘削装置(リグ)稼働数の減少や、イエメンでつづく空爆は下支え要因にはなりましたが、上値を追う力は無かったようです。




為替相場は、序盤はドル買いの動き。


ドル/円では、格付け大手フィッチ・レーティングスが日本の長期格付けを「Aプラス」から「A」に1段階引き下げたとの発表も影響したようです。


ただ、日本政府も重く受け取めたようで、財政健全化計画をめぐって5月の連休明けから本格化する検討作業で、歳出抑制などへの取り組みを重視する方針を財務省幹部が示したようです。


これが影響したのか、ドル売り/円買いに転じ、一時は119円台を割り込むに至りました・・・


3
ドル/円 

ユーロ/ドル 5分足 


・・・が、同様にユーロの方も動いており、フィッチの件がどれだけ影響したかは不明。


ユーロの方は、バルファキス財務相の退場(?)の影響でしょうか。


となれば、貴金属の急伸はバルファキスさんのおかげ(or せい)?




クロス円でもユーロは堅調。


4
ユーロ/円

豪ドル/円

ポンド/円 5分足 


資源国通貨オージーも堅調。

93円台中盤です。


原油相場は冴えませんでしたが、メタルは堅調。

そしてなんといってもオージーにとっては鉄鉱石の復調が大きいのでは?



中国向け鉄鉱石輸出価格
 日足(単位は米ドル)


過去に掲載したチャートと比べても、随分と上昇しました。

1トン=58ドル。



英国ポンドも今晩は堅調です。

前述した通り、株価もすこぶる堅調でした。


しかし、こちらは5月7日の総選挙が控えます。


ドイツのバーテルスマン財団とIFO経済研究所の研究によると、英国がEUを離脱した場合、GDPが2030年までに14%減少する恐れがあるとのこと。






ニューヨーク株式市場ダウ平均は、週明け出だしは好調でした。引け後に決算発表を控えるアップルが、ダウの上昇を先導。

アップルは約+0.9%と堅調を維持しているのですが、ダウは中盤から失速し前日比マイナスサイドへ転落しています。


04:00JST時点で、18,075ドル、約6ドル安。


金鉱株は好調です。

ニューモント・マイニングが+4%ぐらい。


エクソン・モービル、シェブロンは堅調ですが、他の石油株は軟調です。










※本画面に使用しているチャート画像は㈱インベステックのWin-Station(R) によるものでチャート画像の著作権は同社に帰属しています。

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