先日、久しぶりに

ガレット(そば粉のクレープ)を食べに行ってきました。

 

クレープ、ガレットのスタンドは

パリ中の至るところで見かけますが

ガレットのレストランは、モンパルナス周辺に広がる

カルティエブルトンが有名です。

 

ガレット、クレープは、ブルターニュ地方の郷土料理。

ブルターニュ行きの電車の発着駅がモンパルナス駅であることから

駅周辺に、ブルターニュ人街が広がったと言われています。

 

モンパルナス駅から南下して6番線のエドガーキネ駅、

そこからさらに南下した13番線ゲテ駅あたりまでが

カルティエブルトン(ブルターニュ人街)と呼ばれるエリア。

 

モンパルナス通り(Rue du Montparnasse)と

オデッサ通り(Rue d'Odessa)、また

エドガーキネ駅を超えた先に続く

ゲテ通り(Rue de la Gaité)周辺が、クレープのメッカです。

 

この日は、おいしいと評判のクレープリー

ジョスランへ。

 

いつもとっても混んでいるため

実は一度も行ったことがなかったのです。

 

本家ジョスランにも行ってみたのですが、

19:30時点ですでに長蛇の列、30分待ちは固いと言われたため

比較的空いていた、プティの方へ流れました。

 

『テラスならすぐに座れるよ!』と言われても

すでに秋も深まっておりまして…

店内席を希望し、10分弱待ちました。

 

 

ガレットのお供といえば、もちろんシードル!

 

ガレットのレストランでメニウに

ボトルと分量売りがどちらも載っている場合

分量売りの方は基本的に、生シードルです。

 

ビールサーバーさながらの、シードルサーバーから

陶器のポットに注いでサーヴしてくれます。

 

ボトルのシードルよりもさらに、フルーティーで軽くて

まるで日本のアップルサイダー(ノンアルコール)みたい。

ごくごくいけちゃいます。危険!

 

 

私は、レストランでガレットを食べる時はたいてい

ノルヴェジアン(サーモン)を選ぶのですが

この日は秋〜冬の移り変わり時期で、ちょっと寒くて

身体が、もっとクリーミーで

チーズがぎっしりなメニウを欲していて。

 

ラクレットをチョイス。初めてのトライです。

 

 

カリッカリに焼きあがったガレットに、

クリーミーなポテトがぎっしり。

(見てください、この厚み!)

 

冬の名物・タルティフレットとグラタンを足して割ったみたいな

まろやかで重たい味。

 

飴色の玉ねぎと小ねぎのアクセントに

ちょっと臭いラクレットチーズがとろーり。

 

至福の瞬間でした。

 

友人がオーダーした

シェーブル(ヤギのチーズ)×ほうれんそう

ガレット、ふつうはこんな厚さなのです。

 

 

そしてフォレスティエ(森、の意味)

 

中身はラクレットと似ていますが

ラクレットの方が断然おいしい!と同意。

 

どれも、さすが有名店!な焼き具合。

とーーっても美味しかった!

 

 

食べ終わる頃には、外に行列ができていて

とーーっても混んでいたので

デザートは別のカフェにてワインとともに。

 

少し歩いた先にあるカフェで、デザートを頼もうとしたら

サービス担当のムッシュが

『ショコラのクレープがおすすめだよ!

 うちのスペシャリティで、すごくおいしいよ!!』と言うので、

そこまで言うなら…とオーダーしてみたところ

 

ぇ…これが…。。

 

 

同じカルティエ(ブルターニュ人街)にあるのに…。

顔を見合わせて、思わず苦笑いしました。

 

有名店には有名店である理由があるのですね。

 

 

ともあれ

プティジョスラン、とっても美味しかったです。

 

次回はぜひ、開店と同時に到着を目指して

本家のジョスランを試してみたいものです。

 

 

Le Petit Josselin

59 Rue du Montparnasse, 75014 Paris

01 43 22 91 81