邦人作品演奏会に行きました

みなさんこんにちは!
ユリカミュージックスクール ピアノ科・ソルフェージュ科担当教師の豊永泰子です。
これから時々登場いたしますのでよろしくお願いいたします。
先日コンサートのチケットをいただきまして、3連休最終日によみうり大手町ホールに行ってまいりました。
まああれだよね。あまり打楽器のコンサートって積極的には行かないわけです。ラ・フォルジュルネ・オ・ジャポンではディレクターのルネ・マルタン氏が、この打楽器グループが良いよぉ!と言えば、お、そうかと思い買ってみる。行けば大興奮して帰ってくるけれど、その後自分でコンサートを探して行こうとまでは思わないわけです。で、今回もそういった受け身態勢で行ってきたのですが…まあすごかったよね!伊福部作品なんてゴジラしか知らなかったという無知っぷりだったわけですが!

~菅原淳、岩見玲奈、大嶋浩美による 伊福部昭・黛敏郎・池野成 打楽器作品集~
1.黛敏郎/シロフォン・コンチェルティーノ(ピアノリダクション)
2.伊福部昭/ラウダ・コンチェルタータ(ピアノリダクション)
3.池野成/ティンパナータ(ティンパニ、フルート、テナートロンボーン、ホルン、チューバ)
4.池野成/エヴォケイション(マリンバ、打楽器、テナートロンボーン、バストロンボーン)

ミニマルな繰り返しのリズムの裏で不穏な動きがエキサイティングな管楽器のうねり。
打楽器でありながら音階を持ち、あたたかい音も心臓をえぐる悲鳴のような打撃も自由自在に繰り出すマリンバ。パーカッションは手でじかに打ちつける分、ダイレクトに観客の体に響きます。
緻密に練り上げられた音楽なのにも関わらず、分析も説明も必要ない。ただ音に身を任せ、終わってみれば、1枚の巨大な絵が自分の中に完成している、そんな感じ。これは邦人作品を邦人が演奏したところも大きいでしょうね。
私たちが普段接している西洋クラシック音楽は輸入品です。外国語で書かれた書物を翻訳して読むことに近いでしょう。その国の文化、歴史、風俗、気候、言語。食べているものや宗教観、お金と時間が許せばその国で暮らし、学び、空気を知る。壁をいくつも乗り越えてやっと手にする苦労(と楽しみ)があります。しかし邦人作品には少なくとも言語の違いからくる難しさはないと思うんですね。
とはいえ、邦人作曲家の作品はまだまだ少ないです。楽器店の楽譜コーナーも外国作品にくらべれば狭いですし、オンデマンドのみで発売されている曲集も少なくありません。今後は今の気持ちを忘れずに、どんどん邦人作品のコンサートに出かけていきたいと思います!
ところで私が住んでいる小平市の隣の東村山市には、武満徹氏が亡くなるまでの21年間住んでいたんだよ。TAKEMITSUに憧れて学びたいから東村山に住んでいるという外国人にはお目にかかったことがないのはなぜかしら。探せばいるのかな?
というわけで、本日のワタクシ的オチ。
♪専攻外の楽器演奏会を聴きに行ってみよう!
♪邦人作品っておもしろい!

以上、ご清聴ありがとうございました。

 

 

 

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