ロシアいじめのドーピング騒ぎをきっかけに、なんとしてもロシアをオリンピックに出したくないらしい人々がいるんだなと感じる私は、その心底は何だろうと考えてしまう。
ドーピングの医者がそう考えてそうしてるって話じゃないでしょ、これは。その上の上の方の意思が働いているものと私は考えますね。
2017年の今年だからなおさらそう感じるのだとも思う。
過去100年、ロシアをいじめ倒したアングロ・シオニストチームにとって、叩いても叩いても復活してしまうロシアは腹立たしいを通りこしてもいるんだろうなぁとかも思う。
しかし、そうすればそうするほど、不屈の人々は前を向き、なおさら美しいパフォーマンスを見せてくれるというものではなかろうか。
というわけで、2014年ソチの開会式の国歌を堪能しましょう。ほんとに素晴らしいから。
https://www.youtube.com/watch?v=COtbszACtJ0&list=RDCOtbszACtJ0&t=21
Russian national anthem Sochi opening ceremony 2014
さらにその4年前、カナダのバンクーバーで開かれた冬季五輪の時のもの。
https://www.youtube.com/watch?v=7jorX9kjJiY
Sochi Hand-Over Ceremony - Vancouver 2010 Winter Olympic Games
迫力がありますね。ステージの上の人だけでなく一般の人が歌っている表情もよかったです。つくづく、ロシア人を羨ましいと思いました。こんなに晴れやかに、国歌を歌えるなんて。
ついでにプーチンがロシア国歌を聞きながら涙している動画も見ました。
「西側」にとっては、ロシア人のこの郷土愛というか、ロシア人の同胞意識、同志意識の強さ、高さに、敵わないという思い、コンプレックスを感じてしまうのかもしれませんね。
http://www.youtube.com/watch?v=-3qmG-PKrsA
ロシア国歌には独特の味わいがありますね。
最近になってわかってきました。「ソ連」の存在は、世界の99%の庶民のために必要だったのだと。「ソ連」と今のロシアは一続きなのだと。
私はそういうお話をアメリカ、カナダに住んでいて、旧ソ連圏の人たちから何度も聞きました。
私はどちらかといえば経済発展を仕切る考え方の合理的な側面は積極的に評価している方だったんだと思います。が、むしそそれが故に、民営化とはインフラを食って再構築する、つまり外から利益を吸い出す仕組みを作ろうという話だというのに、旧ソ連圏の人たち、それもインテリの人たちが喜んでいるという状況を見て苦々しく思ってました。
だから、その後北米でさまざまな人の話を聞いて思っていた通りのことが起こったんだなぁと思いました。これは要するに知識の差を利用した詐欺だとも思いました。こんなの経済発展とも合理性とも何の関係もない。
で、それら多くの人たちは、移民先に選んだアメリカはどれだけ豊かなところかと思えばとにかくホームレスがそこらにいる、そしてそれをみんななんとも思ってない、ということをよく言ってました。まぁ資本第一主義ですから人もモノも区別ない主義なんですよと悪態をついて済む問題でもないので、そのへんから私もいろいろ考えだし、ついにはこんなブログを書いているというところです。
ロシアと冬季スポーツに関しての話題ですが、日本スケート連盟が契約したロシア語通訳が、ロシアのミハイル・コリャダ選手の発言をとんでもない形で誤訳してしまったそうですね。
ロシアのコリャダの発言、通訳が誤訳「ロシアの犯したことを考えれば当然の処置」→「ロシア選手が出場できるのは正しい決断」
12/8(金) 16:23配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171208-00000187-sph-spo
私はロシア語は殆ど分かりませんので、通訳がどうしてこのようなミスを犯したのか定かではありませんが、今のロシア選手らが置かれている状況(五輪本番の超直前期)を考えれば、「ロシアがやったことを考えたら当然の措置でしょう」などと他人事のようなコメントを出すはずがないと分かりそうなものですが・・・。
日本を含む西側の目は、もう「ロシアが不正をしていたことは確定」になってしまっているのでしょうが、しかしそのような状況下であるからこそ、関係者には「悪者」扱いされているロシア選手の発言の翻訳は慎重に行ない、より正確な報道を心がけていただきたいものです。
http://kfor.com/2017/09/14/autopsy-results-released-for-woman-found-dead-in-bathroom-of-oklahoma-walmart/
富の独占化の一方で、ボトムにおいやられた人間の人間性が蹂躙される世界。
資本主義は、根底に人間の欲の肯定があると思うが、私はやはりこれを野放しにしてはいけないと思う。野放しにした結果がこれだ。カネが全てを動かす。戦争だってそうだ。
しもむらさんの見上げる空も、私がウォールマートのパーキングで見上げる空も同じ空。生きる場所は違えど、つながっている。ロシア語をききにでかける心境、お察しします。