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反ロシアを広めるシンクタンク代表格

2018-02-12 19:22:15 | アジア情勢複雑怪奇

だんだんと、マスコミ、主流メディアの腐りっぷりが裸にされてきてる。

今日の「マスコミに載らない海外記事」の、ポール・クレーグ・ロバーツさんの記事もすぐれもの。

 アメリカ・シンクタンクは偽ニュースお広め御用達

http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2018/02/post-cfb8.html

ロバーツさんは、メディア界隈ではエリート的なところにいた人なわけだから、当然そういう「お誘い」はあった、という話。

二、三十年か、それ以上昔、私がまだ、毒蛇穴、不快な場所として知られているワシントンにいた頃、資金豊富な団体がやってきて、ビジネス・ウイークと、スクリプト・ハワード・ニュース・サービスのコラムニストで、ウオール・ストリート・ジャーナルの元編集者でもあった私に、ロビイストが推進したがっていた法案のため、提灯記事を書くよう、かなりの謝礼を提示した。

私の財産にとっては不利益だが、私の評判を維持すべく、私は断った。それから間もなく、保守派コラムニスト、記憶が正しければ黒人が、ロビー団体から金を貰って新聞コラムを書いたことが暴露された。

彼は追い出すためにはめられたのだろうか、私が受けた誘惑は、私を押さえ込むことを狙ったものだったのだろうか、

 

特定の記事を書くよう依頼することが、すなわちその人を仲間にするとは限らないわけですね。その嘘記事を書いたことを、依頼した側が暴露することで書いた人の信用を傷つけ、落とす、ということもあるんじゃないかという話。まぁあるでしょう。

で、この記事の中の、

「Information Clearing Houseに掲載されたブライアン・マクドナルドによる“アメリカの反ロシア・シンクタンク」の記事は、元はRTに出たものなので、RTの方をリンク。

Your guide to top anti-Russia think tanks in US & who funds them
Published time: 6 Feb, 2018 17:17
Edited time: 7 Feb, 2018 14:11

https://www.rt.com/usa/418035-anti-russia-think-tanks/

リストされている団体は、以下の4つで、本文中には目立つ会員(だいたい何か書く人)も載ってる。

  • アトランティック・カウンシル/The Atlantic Council(設立1961年)
  • CEPA/The Center for European Policy Analysis(同2005年)
  • マーシャルファンド/German Marshall Fund of the United States(同1972年)
  • ISW/Institute for the Study of War(同2007年)

 

これは私としては保存版って感じ。とりわけ、アトランティック・カウンシルが悪質だと思ってきた私としてはこれがトップに来ているのを喜ぶ。NATO推進団体ですからね、そりゃロシアの悪魔化に余念はない。

しかし、長期にわたる黒幕としてカトリック教会なんかを入れてもいいような気もする(笑)。

ヨーロッパ1000年のロシア恐怖症

 

で、欧州戦線はこうやっていろいろと明らかになってきているんだから、極東戦線も本来ならこうやってパブリックになっていくべきなんですよね。だって日本が中心になってこのような反ロシア、反中国の団体があるはずだもの。

しかしどうもそういうものが見えてこない。

が、ないわけないのにないし、ないのに同じ軌道を走ってるんだから、名前が異なるが同じ機能が埋め込まれているはずだ、と考えるのがリーズナブルでしょう。

そこで思うに、日本の場合、この代わりが各新聞社なのではあるまいか? 日米合同委員会がその現地総督みたいな立場で、そこからの指令を言論に落とし込むのが各新聞社の役割、と考えてみることもできそう。

多分、そこにある種の「リーダー格」がいて、その人たちが方向性を作って、残りの記者はそれに従うという機構ではないかと思う。時々、妙に治安機関くさい、到底取材して考えて書いたものとは思えない記事が出てくるのはそのせいではないかと思ってみたりする。

 

いずれにしても「戦後」のホントの統治機構の姿が明らかにならないと、何も変わらんと思う。

 

■ オマケ

上で、新聞各社と書いたけど、学者コミュニティーも一緒だと思う。

例えばこれ。岡崎・ラスク交換公文を受けて、ではアメリカは日本に対してどういう権利を受けたかをラスク国務長官が米議会で語った内容。

 

この間から書いている、末浪靖司さんとIWJの岩上さんの対話の動画からクリップしたものなんだけど、こんな信じられないような文言で日本を語ってる文書が、アメリカの公文書の中にあるわけですよ。ところがそれを、末浪さん、新原さんといった人は発掘できるのに、膨大な人数の日本人研修者は誰一人としてそれを前面に出してこなかった。

これをもってしても、日本の大多数の「研修者」は研修者ではなくシンクタンクにおける文書書きの担当者にすぎないと言ってもおかしくはないだろうと思う。

(多分ね、そんなことは誰だって知ってることなんですよ。しかし日米の関係を考えたらそんなことを言うべきではないとの判断が我々にはあるんです、それが責任ですよ、みたいなことをいつか言うんでしょう)

 


  

 


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