伊賀上野城の紹介6 高石垣と俳聖殿 最終回 | みどりの木のブログ

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昨日の続きです。

今日は高石垣の下に移動しました。

 

本丸から下に移動した所です。下図⑫から⑪方向を見たところです。

この坂道の両側は堀でした。

 

現地案内図です。もうちょっと具体的に描いてほしかった。

 

江戸時代末期の古地図です。(伊賀文化産業協会より引用)

 

⑬の辺りです。木々で見え難いですが堀が見えています。

 

御殿跡です。藩主や重臣が津城(本城)から来た時のために、

御殿と政庁があったようです。

 

⑬と⑭の間で木々の無い、高石垣の見える所で撮影しました。

堀の水は自然に湧き出したり、雨水が溜まったもので、枯れる

ことが無いそうです。

 

次に戻って俳聖殿の方に行きます。

 

 

 

俳聖殿の入口門が見えています。

 

俳聖殿の入口門です。

中に入ると

俳聖殿が見えます。

松尾芭蕉は1644年に、伊賀上野の赤坂町(三重県上野市赤坂町)に

生まれます。出生月日は不詳です。
家族は父・与左衛門、母、長兄・半左衛門、ほかに一姉三妹でした。

父・与左衛門は上柘植村の無足人(準武士待遇の農民)松尾氏の出

でした。青年期に別家し赤坂町に移住ののち一般農民の階級となり

ます。母は桃地(百地)氏の出と伝えられます。こんなことから芭蕉が

忍者だったという説があります。

 

松尾芭蕉の生家です。

 

松尾芭蕉生家(グーグルより引用)

 

1662年19歳で、藤堂藩伊賀付侍大将の藤堂新七郎家に出仕します。
芭蕉は、当主良精の嫡子で、芭蕉より2歳年上の良忠(俳号蝉吟)に近習

役として仕えますが、実際の役職は台所用 人か料理人と伝えられます。

19歳で初めて詠んだ句が「春や来し年や行きけん小晦日」で、小晦日と

は大晦日(おおつごもり)の前日です。これが記録に残る初めての句です。

1666年主人の藤堂良忠が死去します。享年25歳でした。良忠の死去

により、芭蕉の藤堂藩への仕官の道が途絶えました。

 

赤く囲ったところが藤堂新七郎邸です。

 

芭蕉の師として知られる、北村季吟は近江生まれの国文学者で代々医者

の家に生まれ、松永貞徳直門に入り俳諧・歌学を学びます。後に元禄2年

の1689年に、子の湖春とともに幕府の歌学方となります。1667年には、

子の湖春編「続山井」に「伊賀上野松尾宗房」として発句28句、付句3句

が入集します。

1672年29歳のとき、菅原道真の770年忌にあたり、25日は伊賀上野

天満宮の例祭日でした。芭蕉はこうした日に、文事の神道真に初著作の

「貝おほひ」を奉納し文運を祈願します。自序に「寛文拾二年正月二十五

日 伊賀上野松尾氏宗房釣月軒にしてみづから序す」とあります。

この年(29歳)に俳諧で身を立てようと、江戸に下ります。1674年には、

師の北村季吟から連歌俳諧の秘伝書「埋木」の伝授を受けます。

 

51歳で芭蕉は亡くなりますが、伊賀上野での前半生でした。

 

松尾芭蕉(左)と曽良

 

俳聖殿です。

 

俳聖殿由緒記の石板です。

天守を昭和10年に寄贈した、実業家の川崎克氏が

俳聖殿も昭和17年に寄贈しました。

俳聖殿の形は芭蕉の行脚姿をもとにしました。

 

これは藤の木と思います.

咲く時期ではないのが残念でした。

 

ガイドさんが手に持っているのが芭蕉の実です。

芭蕉は英名をジャパニーズ・バナナと言いますが、中国が原産といわれています。

高さは2~3mで、更に長さ1~1.5m・幅50cm程の大きな葉をつけます。この実

は渋くて食べられません。

 

 

さらに東の方に歩くと忍者屋敷があります。

 

 

 

 

忍者屋敷です。見学の時間がありませんでした。

 

下図⑰から⑩方向を撮影しました。城代屋敷跡(筒井古城跡)への道です。

古地図では無い道なので、後世に造られた道でしょう。

 

 

分かりにくいですが、この道の両側が空堀になっています。

 

⑰から⑱へは堀の底のような地形です。

城代屋敷跡の東側です。

下の古地図では堀が描かれています。

 

明治初期の古地図です。

 

階段の上は芭蕉翁記念館です。

 

最後は伊賀市史の広告ポスターです。

 

 

これで伊賀上野城の紹介を終わります。明日からは京都にある角屋の紹介です。

 

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