観劇三昧:坂口修一『ミッド・ナイト・エクスプレス第22話「ギッコンバッタン」』
2017/9/17
阪急電鉄の新入社員研修で田々南徹たちがトロッコレースに挑む話。
初日の挨拶訓練はまだ研修っぽかったけど、トロッコレースとなると研修全く関係ない。逆に楽しそう。
田々南は、割り振られた番号の意味がわからず、出遅れる。
企画側の説明不足は明らかだけど、意図を汲み取るのも訓練なのだろう。
少年マンガの場合、こういうレースではだいたい主人公は出遅れるものだし、まだまだ余裕がある。
トロッコをセットアップする時の、謎の英語アナウンス。ああいう音もちゃんと音響スタッフさんが作ってくれるんだろうか。どうやって発注するんだろう。
今回も客席に下りていくシーンがあったけど、前回よりもお客さんが少ない気がする。
10分そこそこの芝居を見に毎週劇場に足を運べる人はそんなに多くないだろうし、それでも毎回見に来るお客さんは真の精鋭だと思う。
弱者は生き残れないこの研修の話と、メタ視点でちょっと重なる。
《登場人物》田々南徹 鬼瓦教官