2018/1/30
北方警備のために斜里地方に派遣された津軽藩の兵士二人が、厳しい環境を嘆いたり、呪ったりする話。
いきなり波に乗り損ねてウトウトしてしまう。
やけに饒舌な津軽弁の会話が心地よすぎることや、序盤の割とのどかな雰囲気、津軽弁の意味のとりにくさなど、色々理屈を考えてみたけど、一番の原因は自身の寝不足。
一方が体を壊したシーンあたりからは問題なかったけど、序盤がうろ覚えなので、後ろめたい気持ちを抱えながら中盤以降見守る。
アイヌの女が奇声をあげるいくつかのシーン。
何の説明もない(たぶん)うえに、大した脈絡も無いのに、不穏な気持ちにさせられる。
何を目標にしてどうやって練習したら、ああいう風になるんだろう。唸り声だけで紅天女を表現した北島マヤみたい。
アイヌも住まないような厳寒の地に住もうとする和人の様子。
末端兵士の身近な会話から日本人論や文明論に繋がるようなスケールの大きなテーマが見えてくる構成なんだと思うけど、なにぶん、序盤がうろ覚えなので何とも言えない。
見終わった後、軽く落ち込む。