黄ワインについて | Swallowtail Beverage Unit Diary

Swallowtail Beverage Unit Diary

スワロウテイル ビバレージユニット所属執事たちが綴る日誌でございます。


ご機嫌麗しゅう、北条で御座います。



さて今回は先日、豪徳寺執事が日誌「地方色豊かなワイン」にて触れておりました「Ch.Chalon2005(シャトー・シャロン)」についてのお話で御座います。



こちらは「ヴァン・ジョーヌ(Vin Jaune)」と申します、フランスはジュラ地方のワインで御座いまして、少々変わった造られ方をしております。

「ヴァン・ジョーヌ」とは「黄色いワイン」の意味でして、その黄味を帯びた外観からこの様に呼ばれております。

まず品種は「サヴァニャン(Savagnin)」と云うジュラ地方の品種のみを使用し、なんと樽で6年も熟成させます。通常白ワインの樽熟成はいくら長くとも半年までなので、如何に長いかが伺えます。

この時、敢えて樽一杯に詰めずに少しスペースを開けておきます。そうしますと微生物(産膜酵母)の働きにより表面に膜が作られます。この膜がワインを酸化から守り、独特の風味をもたらすのです。同じように産膜酵母による熟成法を採るものに、スペインの「シェリー(フィノタイプ)」やイタリアはサルディーニャ島の「ヴェルナッチャ・ディ・オリスターノ(Vernaccia di Oristano)」が御座います。


また、通常ワインのボトルは750mlですがヴァン・ジョーヌのボトルは「クラヴラン(Clavelin)」と呼ばれる620ml.のボトルが使用されます。



お味はと申しますと極辛口で、「グー・ド・ジョーヌ(Gout de Jaune)」と云う独特なナッツ系の風味が致します。



お味の濃い料理との相性が良いので、5月にご提供のすき焼き風パスタとはすばらしマリアージュかと存じます。もちろん、食前酒や食後酒としても十分お楽しみ頂けます。ですが、次回イベントのために豪徳寺執事が取り寄せたと聞いておりますので、今回取り寄せましたシャトー・シャロンは残念ながらお嬢様にご提供させていただくことが叶いません。

ジュラ地方のワインは殆ど日本に輸入されてない珍しいものなので、是非次回イベントまで期待してお待ち頂けたらと存じます。





豪徳寺執事、以上の説明でよろしいでしょうか?採点をお願いいたします。

北条



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