草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

輿論をでっち上げるマスコミの横暴を批判した福田恆存!

2017年04月14日 | 思想家

テレビや新聞のほとんどは偏向報道である。だからこそ、森友騒動がそうであるように、難癖を付けるだけのマスコミに影響されるのである。何が問題かも分からず、マスコミが「納得できない」と騒ぐから、ついつい同じようなことを口にするのだ。それでいて、安倍首相を攻め立てている民進党や共産党を支持しているわけではない。二重国籍の蓮舫は食わせ物であるのを、薄々勘付いているからだ▼福田恆存は『言論の自由といふ事』において、マスコミの偏向報道にも違いがあることを述べている。「新聞は直接に定型の輿論を提出しなくても、あくまで事實の報道といふ形で、國民を一定の方向に追ひやることができますが、さらにその限度を超えて、最初から、『輿論はかうだ、かうだ』と國民の頭上におつかぶせていくとなると問題です。ことに一般の國民は難解拙劣な政治記事を讀まずに、見出しや煽情的な社會面を讀みがちですから、さういふ工作は易々たるものです」▼福田の時代は新聞だけであったが、そこにテレビも含まれるのが今の時代なのである。主義主張があってのことではなく、福田が言うように「わけのわからぬ時の勢いのやうなものにひつぱられてゐるといふのが實情」なのである。それを山本七平は「空気」と呼んだのだろうが、あまりにも無責任な言論の横行を許すわけはいかない。ネットの力で水を差すしかない。日本を守るためにも。

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言論の自由といふ事 (1973年)
 
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