もはや沖縄県での基地反対闘争は抗議のレベルを超えて、暴力行為がまかり通る騒乱状態になっている。東村高江でのヘリパッド建設を阻止しようとする過激派は、勝手に道路で検問を行ったり、警察官や防衛省の関係者に殴りかかったりしている▼中共の侵略の危機が目の前に迫っているのに、それをまったく無視して、混乱を引き起こすようなことをするのは、日本の安全保障上からも断じて許されるべきではない。ネットでは過激派の傍若無人な行動がアップされているが、産経新聞以外のマスコミは、蓮舫の問題と同じようにまったく報道しない▼田中美知太郎は『直言、そして考察―今日の政治的関心』において平和運動の欺瞞性を厳しく批判した。「『平和を!』というようなことを言いさえすれば、他にどんな悪事をはたらいていても、わたしたちはひとかどの道徳家になれるし、なにか高尚な気持になることもできるのである。それは念仏をとなえることが、あらゆる罪からわれわれを救うのにも似ていると言えるのかもしれない」と述べるとともに、「他を非難すれば、誰でも道徳的に高揚された気分になることができるというのは、いったいどういう道徳なのだろうか」と皮肉ったのである▼ヘリパッドの建設を妨害するためには手段を選ばないのは、過激派が道徳的にも荒廃しているからだろう。それで喜ぶのは反日国家だけなのである。
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