草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

言論界に巣食う団塊世代の懐古趣味は迷惑千万だ!

2018年01月20日 | マスコミ評

団塊の世代による60年代後半から70年代前半にかけての「学園闘争」は陳腐であった。一時的な反抗のポーズでしかなかった。ゲバ棒を振るいヘルメットをかぶった多くの者たちは、普通の社会人となり、それなりの地位を得て、暮らしに困らない生活をしている▼学生運動に加わっていたことを吹聴するのは、青臭い精神から脱却できないからだろう。江藤淳が指摘していたように、まさしく「ごっこ」の世界であった。それを引きずって大人になれない者たちが、今も日本の言論界の影響を与えているのが問題なのである▼かつて橋川文三に石原慎太郎が噛みついたことがあった。「戦争体験」を持ち出す世代に対して、「懐古趣味」と批判したのである。橋川が日本人共通の歴史意識として確認したかったのに、若い世代の代弁者であった石原は素っ気なかった。今生きている過酷な現実に目を向けることを主張したのである。石原の問題提起は未だに色あせていない▼丸山眞男の弟子である橋川は、戦後民主主義にこだわった。そこで持ち出したのが「戦争体験」であった。「学園闘争」となるとそれ以下である。若気の至りであり、根拠のない夢物語でしかない。侵略者として我が国を攻めようとする国家が目の前にあるのに、それを無視することなどできないからだ。我が国が直面している危機に対処するには、老人の「懐古趣味」に付き合っている暇はないのである。


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