テレビへの風当たりが強くなっている。テレビ報道はフェイクだという意見が、ネットでは圧倒的である。加計学園の獣医学部新設問題でテレビはどのように伝えたかについて、一般社団法人日本平和学研究所が調査結果を発表した▼国会の閉会中審査を受けて、7月10日14寺19分以降から翌日のニューズ番組(昼のワイドショーを含む)で、そのテーマを扱った在京キー局の合計時間は8時間44分59秒。全てのテレビ局が前川喜平の発言を中心に流し、加戸守行前愛媛県知事の「歪められた行政が正された」、原英史国家戦略特区ワーキンググループ委員の「規制改革のプロセスに一点の曇りもない」との発言は、それぞれ6分1秒、2分35秒しか取り上げられなかった▼テレビの内幕も次々と暴露されており、真実を伝えることよりも、大騒ぎして視聴率を上げるのに利用したのだった。ネットを使う若い世代はテレビにそっぽを向き始めている。もはや信用できる媒体だとは思っていないのである。無責任なテレビのフェイク報道が今の日本の政治を混乱させている。白を黒にしてしまうのがテレビである。それを真に受けないようにするのは当然だが、それ以上に特定のテレビ局に電波を割り当てている方式を、ここらで改めるべきではないだろうか。判断材料として様々な主張を国民は聞きたいわけだから。
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