国歌が君が代について | 同床異夢

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 このあいだ、とある会合で国歌「君が代」の意味を知りたいという若者がいた。

ここぞとばかり説明しようとしたら、50、60代男性群に圧倒されてしまった。

 

 

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「天皇を讃える歌だから学校で教わらなかったんだ。」

 

「『天皇制が続くように』という意味だよ」

 

「天皇を嫌う人もいるのであまり公式に使われないから

知らないのも無理がない」

 

などなど、私にすればびっくりするような発言が多かった。

 

発言した人達は、特にサヨクであるとか政治運動をしている人ではない。

普通の人のようにみうけられた。

教育(戦後教育)というのは恐ろしいと実感した瞬間だった。

 

まず、言いたいのは日本に「天皇制」などという制度はない。

あるのは、2600年以上続いてきた「皇室」である。

なぜ2600年も続いてきたのだろう?という疑問を現代の人達に持ってほしい。

「天皇制」という言葉は戦後、共産党が創作したものだ。

それまで、そんなことを言う人がいなかったのはなぜか?も考えてもらいたい。

 

 さて、良いものは長く親しまれる。

日本には200年、300年続いている会社が沢山ある。

それは、よいものを提供しているからだ、

買ってくれる人がいなくなると、たちまち会社は潰れてしまう。

 

反対に短命なものもたくさんある。

例をあげるとミュージシャンで1曲だけヒットして

いなくなる人は世の中に五万といる。

 

ヒットを続けるミュージシャンは、それなりの努力や工夫を繰り返している

個人のことなので結びつきにくいかもしれないが、これは会社も同じで、

そして国家も同じなのだ。

 

 先人達が日本をよい国にしようと努力してきたから現在の日本がある。

その一番の努力をしてこられたのが皇室なのだ。

国民はそのことをよく理解していたので、皇室を尊敬していた。

また、そのありがたさを実感していたからこそ、国民も皇室に感謝し

よい国にしようと共に努力してきたのである。

 

とんでもないことをする指導者や国家元首は短命であることは

歴史を見れば明らかだ。

 

隣の国を見ればよくわかるが、王朝が頻繁に変わっている。

秦の始皇帝から始まって現在は中華人民共和国。

出来てから、わずか70年も経過していない。(それぞれ民族が違う)

 

現在のCHINAを「中国」というのはよいが、昔はでありでありである。

それを総称して「中国」と言っているのは間違いだ。

長く続いてきた国だと多くの人が錯覚している。

 

 翻って日本は同じ民族で王朝も変っていない。

天皇は初代神武天皇から男系男子で現在まで繋がっている。

これは奇跡といってよい。

他国が逆立ちしても追い越すことが出来ない歴史を

保有しているのが我が国、日本である。

 

「君が代」に話を戻すと、

国歌が出来たのは、明治になってからである。

明治維新の頃、外国人が沢山日本に来ていた。

そこでイギリス人が、

「日本も国歌を作ってみてはどうか?」

という話が持ち上がった。

 

そして、ドイツ人が作曲を行った。

クラッシックの国ならではといってもよいだろう。

実はとても国際色豊かな曲なのだ。

 

そこで選ばれた歌詞は、古今和歌集に掲載されている無名の人の詩だった。

江戸時代にこの詩が、多くの日本人に愛用されていたのがその理由と言われている。

現在の日本人はアメリカナイズされているので、

この意味が少々わかりにくかもしれない。

なぜなら、結論が書かれていないからだ。

しかし、昔の日本人はいちいち結論を書かなくても、それを感じる事が出来た。

 

現在は1〜10まで説明しないと理解しない人が多いが、これは戦後教育の

賜だと言ってもよい。

 

内容について書くと

 

君が代は(あなたのこれからは)

千代に八千代に(ずっとずっと)

さざれ石の巌となりて(さざれ石が固まって岩石になり)

苔のむすまで(岩石にコケがいっぱい生えるまで)

 

( )はわたくしなりの訳なので、品位にかけるという批判はご容赦願います。

現代風にわかりやすくしたつもりです・・・

 

 さて、「コケがいっぱい生えるまで一体どうなんだ?」

と疑問に思われた方もいるだろう。

 

結論から書くと

「元気でいられますように」

という言葉が隠れている。

簡単に私なりに訳してみると

 

「あなたがこれから、ずっとずっと達者で過ごせるように願っています。」

という意味合いの詩である。

相手を思いやる日本人の心がよく現れていると思う。

それを国に置き換えたわけだ。

 

上でもノンポリの人が天皇制が続くように・・・と説明しているが

それは、戦後共産党が言いだしたことで、当時の日本というのは

皇室も国民も一心同体だった。(現在もそうであるが、それを好まない人がたくさんいる)

欧米列強の中、国がずっと続きますようにという願いが込められた。

国が続くとは、皇室をはじめ日本国民が未来永劫達者で暮らせるようにという

願いが込められているのだ。

 

なんと平和的で文化的な国家なのだろう。と私は思う。

そう思わない人は、アメリカをはじめフランスや中華人民共和国の国家の日本語訳を

ご覧になってほしい。

 

因みに、フランス国歌の歌詞は下記の通り。

護憲派の人やシールズがみればぶっ飛ぶ内容であること間違いない。

 

いざ進め 祖国の子らよ
栄光の日は やって来た
我らに対し 暴君の
血塗られた軍旗は 掲げられた
血塗られた軍旗は 掲げられた
聞こえるか 戦場で
蠢いているのを 獰猛な兵士どもが
奴らはやってくる 汝らの元に
喉を掻ききるため 汝らの女子供の 
コーラス 
武器を取れ 市民らよ
組織せよ 汝らの軍隊を
いざ進もう! いざ進もう!
汚れた血が
我らの田畑を満たすまで

 

今回も最後まで読んでくれてありがとうございます。

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