豊洲の「盛り土問題」ってな〜に? | 同床異夢

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「盛土ガ−!」
と騒いでいる人に聞きたい。

盛土ではなくて、コンクリートだったらどのように駄目なのか?

「断りをいれず、勝手に変えたから問題だ!」

と言う人にも言いたい、工事で変更があるたびに、知事など首長の判断を仰がなければいけないのか?

上の動画でもわかるように、何も問題なく運用できる状態になっているのに、使わない。
「豊洲は不安だ、不安だ」と言っている人へ
現在使用している築地はそんなに安全なのだろうか?
築地の汚染や耐震が不安で豊洲に移転ではなかったのか?
築地には、水銀などの有害物質は検出されていないのだろうか?

豊洲の問題は根本がどこかに吹き飛んでしまい、
マスコミが知事や行政をたたくためにやっているのではないかと疑いたくなる?



基本的なことを書くと盛土とコンクリートでは、コンクリートを下部構造にした方が
盛土よりは、圧倒的に地震に強い。
 

また、地下水の管理をするのも盛土の中の水を採取するより、コンクリートの底に水溜場を作れば容易に
サンプルを採取出来る。盛り土の中から地下水だけを採取するのは困難である。

このように、建屋の下部は盛土よりコンクリートの方が有利であることがわかってもらえたと思う。
では、一体何が駄目なのだろうか?

「だったら、なぜ最初からそうしなかったのか!」

と言われるかもしれない。

経緯はよくわからないが、当初は予算が少ない設計費(盛り土)を計上していたが、
後にコンクリートにした方が、安全で管理が容易になると判断されたものと思われる。
それで、設計を変更したのだろう。
公共工事において、このように変更される事はよくあり特に珍しいことではない。
そして、それをそのたびに知事に決裁を仰ぐことはしない、そんなことすれば多くの工事が止まるし
多くの職員が手待ちになる。たちまち経済活動が滞ってしまう。
だから、担当者や担当課で、ある程度の予算の自由がきくようになっている。

「そんなのはおかしい!すべて報告するべきだ!」
と朝日新聞を読んでいるような人は言うかもしれないが、
どんな事でもある程度の余裕がないと何も出来ない。

どこの職場でもそれは、あてはまると思う。
トヨタで車を買って、不良が出たからと言って
「社長を呼べ!」
という人はいない。
そういうことは、現場で解決するし、それくらいの予算の融通はきくようになっている。
いちいち本社にお伺いをたてない。
この豊洲の盛り土問題も同じことである。
言い方を変えれば日本のマスコミは
「購入した車に欠陥が出たのに、担当者はなぜ社長に連絡しないのだ」
と言っているに等しい。

東京都だと小さいものも含めると常に何万件もの工事が進行している、
その変更でいちいち都知事の決裁を仰いでいたらどうなるか?
普通の人ならわかるであろう。

しかも、知事といえども専門家ではない。
土木のことは土木の専門家に任しておくのがよい、そのために各部署が存在しているのである。
「官僚は信用できない」
と言う人もいるかもしれない。
そう思う人は、他国に移住することをおすすめする。
最も、他国の官僚が日本の官僚より信用できるのであればの話だが・・・
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