終戦日を考える その③ 〜なぜ?大東亜戦争が太平洋戦争になったのか?〜 | 同床異夢

同床異夢

同じ仲間でも違う夢を見る

 未だに、太平洋戦争」という記述が日本中で目立つ。

このブログで何度か書いたが、日本は太平洋だけで戦ったのではない。

アジアの広範囲で戦ったのだ。

そこには、南シナ海も、インド洋も含まれるし、インパールやロシアの国境付近でも

戦っている。

   (呉にある大和ミュージアムの1/10大和)

   にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログへ
人気ブログランキング     にほんブログ村

 

 だから、大東亜」という名称がついているのだ。

「太平洋戦争」という呼称は戦後アメリカが言いだして、定着させていった。

太平洋で戦ったのは米軍だけだが、日本は欧米列強と戦ったのだ。

 

だから、私は「太平洋戦争・・・」と名称がついたものには少し疑いを持つようにしている。

手柄山にある慰霊塔の名称は、その①でも書いた通り

「太平洋戦全国戦災都市空爆死没者慰霊塔」

である。

太平洋以外でも多くの人が亡くなっている、空襲だけではない。

民間の輸送船なども米軍に攻撃され沈没している。

(勿論、国際法違反であるが・・・)

 

「大東亜戦争」という呼称は、昭和16年12月に閣議決定されたものである。

つまり、日本政府の正式な呼称である。

戦前、戦中の日本政府は日本でないかの如く語る人がいるが、

現在の安倍総理は第96代内閣総理大臣である。

何から数えて96番目かというと、明治18年12月に発足した

第1代内閣総理大臣 伊藤博文から数えてである。

戦前、戦中も含めて明治からずっと今まで続いているのが、日本政府である。

 

日本は、明治より議院内閣制を行っており、

戦後「アメリカが日本に民主主義を教えた」などという主張は

チャンチャラおかしい話なのだ。

 

 たかだか200年くらいの歴史しかない国が、何を偉そうにいっているのだと

言いたくなる。

 

日本は神代の頃から「皆で話し合う」という考えであり、神々も話し合いで物事を

決めてきた。その流れは、現在も変わっていない。

 

日本政府は明治時代から途切れたことがなく、現在まで続いている。

その先輩達が議会で決めた正式呼称が「大東亜戦争」なので、それを使用するのが

正しい。

 

すこし脱線するが・・・「A級戦犯」という呼称もそうで、

8月16日の神戸新聞の播磨版のページに

「A級戦犯といわれた・・・」という記述があったが、

日本に「A級戦犯」などいない。

 

これも、戦後の国会で決まったことである。もし、この言葉を使いたいのなら

「いわゆるA級戦犯と呼ばれた人達・・・」と表記してもらいたい。

ジャーナリストを生業にしているのなら、そのくらい調べてから書けよと言いたくなる。

 

 NHKをはじめ、日本のメディアは未だに日本の軍部が悪かったという論調を

崩していないがそれは、事実ではない。

東条英機をはじめ軍部は戦争を回避しようとしたが、

国民の声に押されて開戦に踏み切ったのだ。

 

そういうことを先輩たちは、よく理解していたから、

「軍部が悪いわけではない、だから日本にA級戦犯などいない」

という結論になったのだ。

(意外だけど、野田元首相は「A級戦犯と呼ばれた人たちは、

すでに戦争犯罪人ではない」と主張していた)

 

そもそも、日本のために懸命に戦った人達を犯罪者扱いにするのが、大きな間違いだが、

残念なことに現在もそれは続いている。

 

 話を戻すと、「太平洋戦争」と言い続けている理由は、アメリカや連合国の悪事を日本国民にばれないようにするためである。

 

『日本を悪者にしておけば、自分たちは今後も自分たちの思い通りに出来る。

「正義」などというものは自分たちの「益」を増大させるための道具でしかない、

そんなものを真剣に振りかざされたら迷惑この上ない、

従って日本が今後も「正義」を振りかざさないように、国民を骨抜きにして

島に閉じ込めておく必要がある』

 

これが、アメリカをはじめ連合国の考えでる。

 

「大東亜戦争」という呼称は場所のことだけでなく、欧米列強の圧政に苦しんでいる

アジアの植民地を開放して平等で人間らしいアジアを築こうと考えられた名称である。

当時の情報局、いまでいう所の内閣官房がそのように発表している。

 

『大東亜戦争と呼称するは、大東亜新秩序建設を目的とする戦争なることを意味するものにして戦争地域を主として大東亜のみに限定する意味にあらず。』(昭和16年12月12日)

 

(殆どの東南のアジア国々が、白人に支配されていた。)

 

8月15日の武道館での追悼式の報道で

「安倍総理の話の中に、今年もアジアの国々に対する加害責任の謝罪はなかった」

というような内容でテレビ、ラジオで放送された。

 

「アジアに対する加害責任」ってなんだ?上の地図をみてわかるように、

日本はアジアの国々と戦っていない、唯一戦ったのは今は存在しない中華民国だけである。

それ以外の敵は、その場所を植民地としていた、フランスでありオランダであり

アメリカ、イギリスだった。

 

今も尚、大東亜戦争は日本だけが悪かったことになっている。

そうしないと、欧米列強が行ってきた植民地政策が明るみに出てしまい。

負けたけど、日本に「正義」があったと認めてしまうことになるからだ。

「太平洋」に意識を固定させておけば、アジアから目を遠ざける事が出来る。

それが、彼らの狙いである。

 

 アメリカ人から見れば、当時の日本国民の団結や国を思う心は想像を絶するもので、

それらを破壊しないと、アメリカが世界で君臨できないと考え、

徹底的な日本思想破壊を行った。

そして、それが功を奏し、アメリカは好きだけど日本嫌いの日本人が量産された。

 

また、自国で自分の国を守れない国となり、それで世界に「正義」を主張できない

弱虫でコソコソしながら、身内で文句ばかり言う国民性になってしまった。

 

現在の20代の若者は、アメリカに関心を示す人も減ったようだが、

30代〜60代は感化されている人が多い。

特に、30代、40代はアメリカに留学した人も多いので、その影響が強い。

その結果、日本人でありながらアメリカより日本を下に見る人が増えた。

 

 最も、日本人が大東亜戦争の意義や意味をしっかり教えれば、日本を下にみる日本人は少なくなると思うが、学校教育でそれらを教えるようになるまで、あと何年くらいかかるのだろうか?

アメリカに感化された日本人が、学校の先生や議員や経営者をやっている以上、当分の間無理

なのではないだろうか・・・

 

今回も最後まで読んで下さりありがとうございました。

次回に続くので、次回も是非読んで下さい。

 

最後に、ポチッと下のバナーをクリックしていって下さいね、ランキングが上がれば

励みになります。

      にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 姫路情報へ