知っておきたい神社参拝の作法 | 同床異夢

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既に初詣に行かれた方も多いと思う。

近年の神社ブームで、神社に訪れる人も多くなった。

しかし、若い人の中には

「どうやって参拝するの?」

と鈴を鳴らしてから、友達と悩んでいる人もいる。

 

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神社は日本中にあるし、(沖縄や北海道にも沢山あるし離島や無人島にもある。)

誰でも入れるのに、なぜ参拝する作法を知らないのだろうか?

と疑問に思った人はいないだろうか?

 

それは・・・戦後GHQが「神道指令」なるものを日本政府に押しつけて

教えることを禁止したのが原因である。そのため、神社のことを知らない日本人が

世代交代するたびに増えていって現代に至っている。

戦前から、二世代くらいが交代した現在の日本では、知らない人が殆どではないかと思う。

 

因みに他国の宗教に干渉するのは、国際法違反である。

 

 

さて、参拝作法だが・・・

 

まず最初に、必ず鳥居をくぐらなければならない。

鳥居をくぐれば、そこは神域なので今までいた場所とは違うという意識を持ってほしい。

今後、神社に何度も通っていると、鳥居をくぐるとなんとなく空気が変わったことに気づくようになるだろう。

 

鳥居をくぐるときは、一礼をしてから入る。

これをマナーなどと言う人がいるが、マナーというのは少しニュアンスが違うような気がする。

神域に入る時に「入らせてもらいます」という気持ちが大事。

そういう気持ちをこめて一礼する。

 

出るときも同じで、一度神殿に向き直って、一礼してから鳥居から出る。

勿論、脱帽すること。

 

また、鳥居から先は自転車などの乗り物も入ってはいけない。

最近多いのは、ペットを連れてくる人がいるが、基本的に動物も禁止である。

なぜなら、神殿内で排泄などされるわけにはいかない。

神聖な場所であることを、理解してもらいたい。

 

鳥居をくぐると、次は手水舎である。

手水舎では、汚れを洗い流して清める。

これは、綺麗な気持ちで神様と接するために行う。

 

作法としては、右手で柄杓を持ち、水をとり左手を洗い、右手に持ち替えて右手を洗い

再度持ち替えて、左手に水を溜めて、その水で口を洗う。

勺に口を付けないこと。

 

かつて、真っ赤な口紅を付けた50代のおばさんが、おもいっきり口をつけて

水を含んでいたことがあった。当然、その勺には口紅の跡がはっきり残っていた。

次に使う人がそれをみてどう思うか?を少し考えれば、直接がよくないことはわかるだろう。

 

 

 

 

御祓(みそぎはらい)という言葉があるように、悪い物を水で流し清らかになる

という意味がある。

もう少しかみ砕いていうと、自分の気持ちを落ち着かせ穏やかな状態にするためのものである。

 

手水が終わると、参道を御殿まで歩いていくが、この時に参道の真ん中を歩かないようにする。

真ん中は「正中」といって神様が通る場所である。

 

参道を歩きながら、心が落ち着いていると、鳥の鳴き声や風の音、空気の温度を感じる事が

出来る。その時に、自分の名前と住所を心の中で唱えながら、本殿に近づく。

 

鈴の手前で軽くお辞儀をして、鈴を鳴らしてから、お賽銭を入れる。

お賽銭は投げ入れないこと。

神様に向かって、物を投げつけるというのはいけないことだとわかるだろう。

 

そもそも、お賽銭の原型はお供えするものだった。

それは、お米や野菜、魚などである。

普段でも食べ物を、投げつけるようなことはしない、それと同じことだ。

 

お賽銭を入れると、二礼二拍手一礼の作法で参拝する。

二拍手した時に、ご祈祷する。

 

この時に、

「お金持ちになれますように」「いいことがありますように」

などと、他力本願を願うのは論外であるし、そういう人はバチが当たるだろう。

初詣だと新年を迎えられたことを感謝するのだ

近年、唯物論者が増えて困っているが、今を生きられていることは奇跡のようなことなので、

その事を神様に感謝するのである。

 

なぜなら、我々がこのように平和に暮らしていけるのは、神様と先人達のお陰だからである。

それが、当たり前になっているから、世の中おかしくなっているのだ。

 

清らかな気持ちで、新年を迎えられた事に感謝する。

そういう気持ちの持ち主の所に、福がやってくるのである。

 

初詣は、松の内まで大丈夫なので、まだ行かれていない方は、お近くの神社に参拝してほしい。

(出来れば、地元の氏神さんを一番にお参りするのが望ましい)

参拝することによって、清らかなすがすがしい気持ちになるので、それで今年も頑張ろうと

いう気持ちになれるはず。

 

今回も最後まで読んでくれてありがとうございました。

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