アンカラからバスに揺られること、数時間。
僕はいつの間にか眠りについてしまっていた。
バスの窓から射し込む朝日に体をゆすられ、目を開けてみるとこんな光景が広がっていた。
そう。カッパドキアは地形が世界遺産になっているけど、早朝に飛び交う気球でも有名な街だ。
今にも朝焼けと口づけしそうな気球に目を奪われているうちにバスはカッパドキアのバスターミナル「ギョレメ」へ到着。
バスターミナル、と言っても日本のどこの駅前にあるバス乗り場くらいの広さ、で佇んでいると、建物の屋上から「うちの宿に泊まりなよ!!!」と大きな声で呼ぶ人がいる。とりあえず無視しといた。
僕より少し前にトルコを旅していたエジプトのダハブで会ったタケナー(スーパードクターK)より、「カッパドキアの宿はドーラモーテルが安くていいですよ」と情報を頂いていたので、ドーラにしようと決めていたのだ。
うろちょろしていると「ドーラモーテル」見つかる。
こんな朝っぱらからチェックインできるなんて珍しいな〜と手続きをしていると、さっき屋上から叫んでいたのはここの宿泊客だったことが判明する。き、君の呼び込みのおかげで僕はここに泊まることにしたんだ!と心の中でうそぶく。
すると、オーナーから「気球は乗るのか?乗るなら安いところを紹介するぞ」と提案を持ちかけられる。すでにお願いするところは決めていたからお断りする。
気球に乗る観光客を巡っての争奪戦はカッパドキアの至るところで繰り広げられているのだろう。
ドーラモーテルの屋上から眺めた早朝の景色。
とりあえずケバブで腹ごしらえ。
バスターミナル近くにある代理店で、翌朝に乗る気球の予約をする。ここはイスラエルからトルコへ移動するときにお会いしたのぶこさんからおすすめされたお店だ。縁は大事にする派です。
2013年6月当時で120ユーロ。高くもないし、安くもない値段だったのかな。
気球に関して言うと、道中であった中国人が「80ユーロで乗った」なんて言っていたけど、安ければいい訳でもない様子。
一番は安全面。現在操縦士のライセンスがどうなっているかは調べていないのでなんとも言えないですが、安いと不慣れな操縦士がやっていたりもするとか。あとは高く飛んでくれなかったり。
こればかりは、それぞれのツアー会社の気球に乗って、比較検討するしかわからない。他には朝、飛んでる気球の様子を眺めて、乗ってみたい会社に気球ツアーを申し込むとか。
僕が気球に乗った2013年にもエジプトのルクソールで気球墜落事故があったり、2014年はカッパドキアでも墜落事故があったので、自分が納得したツアー会社へ依頼することが最善と思います。
さて、翌朝の気球旅行も申し込んだし、自転車でカッパドキアを冒険しましょうか!!!
世界遺産に登録されている独特な地形を持つカッパドキアには、自然と言う芸術家が作り出した彫刻品が展示されている。それらを十把一からげに鑑賞してやろうじゃありませんか!!!
久しぶりの自転車。○○一周好きには避けては通れぬ!
カッパドキアの地図!
で、レッツゴー!
ここからは写真満載!!!
今ではイスラム教徒が多いトルコですが、ここにはキリスト教徒たちが暮らしていた歴史が存在している。
トイレだったかな。
きのこのような岩山がちょこなんとある。
これ本当にどうやって形成されたのか不思議でしょうがないよ。
自撮りしてみました!痩せてたな〜。
広大な大地を自転車で進む。
らくだ!
たまには道なき道を進んでみたり。
岩も空を見上げている。
最後は夕日をレッドバリーで眺めて終了!
夕日の様子。
世界のどこかで毎日こんな幻想的な夕日が眺められるのか。
小生、感動致しました!!!
感極まっているのも束の間、
寒い。
猛烈に。
夕日を眺めていた他の観光客は皆車で、自転車は僕だけ。
太陽が隠れたら一気に寒さが襲ってきた。
風邪引くのだけは勘弁してほしいので、大急ぎでギョレメへ戻った。カッパドキアでの一周は結構疲れる。体力に自信がある人向け。
ギョレメへ戻り、サフランボルでお会いしたケンゾーさんとイクエさんがカッパドキアにいらっしゃるとのことで、一緒に晩御飯を食べる。
お二人とも元気で、サフランボルからトラブゾンに行ってイランビザを取得しようとしていたんだっけかな?しかし、2013年6月当時はイランの選挙があってビザが下りなかったと記憶しております。
今はどうなんだろ?トラブゾンでイランビザって取れるのかな?
そんなこんなのカッパドキア一日目。
いかがでしたでしょうか?感想お待ちしてます!