2014年12月20日
相場分析手法 一目均衡表
一目均衡表は複数のテクニカルインジケーターを組み合わせた複合テクニカルです。なお、一目均衡表は波動理論などテクニカルインジケーターとして表わせない理論も含んでおり、総合的な相場分析論となっています。著者は一目山人(ペンネーム)という方で、全4巻からなる大作です。
これらを購入して全部読むのはさすがにきついと思いますので、一目均衡表の基礎と概要について良く書かれた書籍を紹介しておきます。
最強の「FX理論」を君たちに教えたい
FXの本ですが、相場分析という点においては株式と外国為替を区別する必要はありません。一目均衡表について分かりやすく書かれています。
インジケーターとしての一目均衡表は、5つのインジケーターを含んでいます。
転換線 過去9期間の高値・安値の半値を結んだ線
基準線 過去26期間の高値・安値の半値を結んだ線
先行スパン1 転換線と基準線の半値を26期間先行させた線
先行スパン2 過去52期間の半値を結んだ線を26期間先行させた線
遅行スパン 終値を26期間後ろにずらせた線
雲 先行スパン1と2で挟まれた領域、先行スパン1が上にあれば陽転、下なら陰転という。
一目均衡表の見方ですが、ロウソク足、雲、遅行スパンの三者の位置関係を主体に見ていきます。
雲はロウソク足に対して、サポート・レジスタンスとなります。
ロウソク足が雲の上(陽転) ⇒ 上昇トレンド
ロウソク足が雲の下(陰転) ⇒ 下落トレンド
ロウソク足が雲の中 ⇒ トレンドレス
ロウソク足は遅行スパンに対して、サポート・レジスタンスとなります。
遅行スパンがロウソク足より上(陽転) ⇒ 上昇トレンド
遅行スパンがロウソク足より下(陰転) ⇒ 下落トレンド
遅行スパンがロウソク足に絡んでいる ⇒ トレンドレス
雲が遅行スパンに対してサポート・レジスタンスとなることもあります。
雲の先端が現在の相場の基調を表します。陽転なら買い相場、陰転なら売り相場です。
転換線が基準線より上で、ロウソク足が陽転、遅行スパンも陽転となった時を「三役好転」といい、買いサインとされます。逆に、転換線が基準線より下で、ロウソク足が陰転、遅行スパンも陰転となった時を「三役逆転」といい、売りサインとされます。
一目均衡表を表示するには、チャートウィンドウで「指標分析▼」タブを選択します。
このままでは、「一目均衡表」ボタンが見えませんので、右側にある三角マークをクリックしてタブ内の表示を移動させ、右側が見えるようにして、「一目均衡表」ボタンを選択します。
残念なことですが、IG証券のチャートは雲の先行期間、遅行スパンの遅行期間が1つ多いです(メタトレーダー4に付属する一目均衡表もそうです)。26期間先行・遅行は現在のロウソク足を1として数えるので、正しい先行・遅行期間は一つ少ない25です。大きな問題ではないのですが、一応頭に入れておいてください。
IG証券 日経225バイナリーオプション攻略法
にほんブログ村
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/3091628
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック