「九条の会」のメンバーが、9人集められたのは、単なる偶然ではありません。九条と9人、何でもない語呂合わせだと、気にしない人もいるでしょう。
しかし、政争に明け暮れる政治家は、なんでもない風を装いながら、邪悪なメッセージを世間に伝えます。誰にでも分かる必要はなく、理解できる相手にだけ、強い威嚇を込めたメッセージを送ります。
大東亜戦争の末期、連合国が原爆を投下したのは、昭和天皇の誕生日でした。東京裁判で被告となった指導者たちの、絞首刑を執行したのは、今上陛下の誕生日だったと聞きます。
ですから、「九条の会」の9人の意味を考えた影には、必ず政治家がいると、偏見に固まる私は、邪推します。「どんな苦難があろうとも、九条は、9人が守る。たとえクニが、乱れても、滅びても。」と、もしかすると、そんな意味かもしれません。
俵氏の説明にありました通り、「九条の会」は、全都道府県に拠点を作っています。拠点から、さらに支部組織を立ち上げ、国民一人一人につながる草の根運動へと広げています。
9人の呼びかけ人の中には、資産家もいるし、裕福な著名人もいますが、こうした全国組織を拡大し続け、維持していくためには、さらに巨額の資金が必要となります。
ボランティアが協力するとしましても、事務所費、通信費、印刷費、交通費等々、9人の個人では、とても賄えない金額となります。ちなみに日本会議の活動資金は、主として神社本庁が提供しています。
「九条の会」が、日本会議に対抗する組織というのなら、会にも、強力な支援団体がなければ、資金が少々あっても一年と持ちません。こうした説明は、どこにも書いてありませんが、「九条の会」の支援組織は、共産党だと、私は推察しております。
自民党と共産党が、日本で一番裕福な党であることは、誰もが知っている通りですし、共産党の国際ネットワークの強力さは、他の反日野党の、およぶところではありません、
9人の呼びかけ人の中で、私の興味を一番惹いたのが、鶴見俊輔氏です。氏はもう亡くなっていますが、哲学者、評論家、政治運動家として著名な人物で、都留重人氏や丸山真男氏らと共に、戦後を代表する進歩的文化人と称されていました。
政治家である父と、後藤新平の娘である母との間に、四人兄弟の長男として生まれた、エリートの一族です。戦後、氏は姉である鶴見和子氏の尽力で、丸山真男、都留重人氏など7人と、「思想の科学研究会」を結成し、機関紙を創刊しています。
平成12年以降、氏は共産党支持の姿勢を明確にし、平成16年に、大江健三郎氏や小田実氏らと共に、「九条の会」の呼びかけ人となります。
鶴見和子氏もまた、社会学者として著名な人物で、上智大学名誉教授で、国際関係論などを講じていました。俊輔氏たちと「思想の科学研究会」を作った頃、氏は共産党に入党しています。弱い立場の労働者を安い賃金で酷使する資本家や、地域住民の健康を度外視し公害を垂れ流す企業家たちを、社会学者の立場から、氏は嫌悪しました。
和子氏はまた、水俣病についても研究し、「苦海浄土」の作家・石牟礼道子氏とも親交がありました。回りくどい叙述となっていますが、ここで私が言いたいのは、「水俣病」を通じて、和子氏と石牟礼氏と美智子様が、思いを一つにしておられたということが、言いたかったのです。
だからこそ、平成19年7月28日に、新宿の中村屋で催された和子氏の「一周忌の集い」に、石牟礼氏と美智子様が顔を出され、隣同士で座られました。
美智子様は、和子氏の著者をすべて読まれるほど、心酔しておられ、宮内庁と警視庁が心配しても、「一周忌の集い」に臨席する意思を曲げられなかったといいます。美智子様は、和子氏を通じても「九条の会」に心を寄せられていたということ・・、これが私の発見でした。
日本カトリック教会の大司教である、岡田氏や高見氏が、「憲法九条にノーベル賞を」という運動を支援しており、悪名高き「女性戦犯国際法廷」の活動拠点が、カトリック教会内にありすから、美智子様が共産党との関係を知った上で、和子氏と懇意にされていたのか、そこまでは分かりません。
だが私は、カトリック教会を通じてであれ、共産党親派を通じてであれ、美智子様が「九条の会」を支援されるお姿に、違和感を覚えます。
国論を二分する憲法問題で、社会が騒がしくなっている時、皇室におられる方が、どうして一方の側に立たれるのでしょう。流血の騒ぎとなり、国の乱れの怖れさえあるというのに、軽率な美智子様ではありませんか。反対する者も賛成する者も、いずれも日本国民であり、思い違いはあっても、それぞれが、愛と善意を実現するつもりで、激しく対立しております。
絶対多数と、絶対少数の国民の対立ではありません。拮抗する数に分かれ、人々が対峙していますが、敗戦後の日本での、深刻な現象です。傷つく者が生じても、明日の日本のため、議論を避けてはなりません。勤王と佐幕以来の、国全体の真剣な意見の対立だと、私は受け止めています。
双方が力の限りを尽くし、論戦し、結果として国民の選択が決まります。
その時に至るまで、なぜ美智子様は、昭和天皇のように国民を信頼し、じっと待つ忍耐と、賢明さを持たれないのでしょう。
「美智子様は、われらの味方だ。」と、左翼の政党や活動家が喜んでいます。美智子様の政治的言動は、たとえ善意の愛から発するものであれ、「現憲法」が求める立憲君主制に反しております。
「お言葉」を発せられた陛下と同じく、善悪の問題でなく、間違いなく憲法違反の行為となります。
私が逡巡している間も、俵氏の講演は続きました。
「安倍さんが進めている政策は二つあります。」「一つは大企業のための、グローバリズムです。」「会社を儲けさせるための、アベノミクスです。」「貧しい人間がますます貧乏になる政策です。」「今一つは、日本を戦争する国へと変えるための、憲法改正です。」「二つとも、とんでもない政策です。」
グローバリズムの推進には、私も疑問を抱き、この延長線上に、「一千万人の移民受け入れ計画」がありますから、氏に同意する部分もあります。しかし「九条の会」の話をきっかけに、美智子様が頭に浮かび、思考が停止してしまいました。
苦心して思い出しても、氏の話は「安倍総理への批判」ばかりでしたから、ここでブログを止めることといたします。
私だって、安倍氏を盲目的に支持しておらず、批判もしています。しかしそれは、反日のための反対でなく、国の歴史と、ご先祖様や、自分の子や孫を思う気持ちからの、反対です。政争のからむ「九条の会」を支援し、安倍憎しの俵氏と美智子様には、私の気持ちは通じないはずです。
新年早々、つらい発見をいたしました。
この発見の上に立ちますと、美智子様が「昭和殉難者」を、「A級戦犯」と無慈悲に言われた意味が納得できます。国民統合の中心である皇室におられながら、美智子様は、東京裁判史観を持たれています。
「あの戦争は日本だけが間違っていた。」「極悪非道な日本軍だった。」と、連合国のプロパガンダであるに拘わらず、米国カトリック協会か、共産党親派の意見かに傾かれ、日本の過去を否定する仲間となられました。
私は、そういうお方を「皇后陛下」とお呼びする気にはなれません。「紅い美智子様」あるいは、「美智子様」と、せいぜいそう言うしかできない私です。今回の発見で、反日左翼との絆が、明確になりましたので、一層そうなりました。
無念でなりませんが、本日は可愛い、のら猫タビーが顔を出してくれましたので、タビーの夢でも見るといたしましょう。夜中の一時半です。今夜も遅くなりました。
お休みなさい。
むしろ「九条の会」発足の経緯の方に、関心がありました。
詰まる所 時代に応じた組織の改変を図る、保守側の
「日本会議」に対抗する意味あいも、あったのでしょうか。
事実とすれば「九条の会」も、政治運動目的かとも 思ってしまいます。
日本会議のあり様も、その全てに賛同できる訳ではありませんが、
対抗する「九条の会」も、日共からの資金供与の可能性と、
日共シンパの影響力がありそうな所は、やはり疑念と 、距離を置く姿勢が必要かとも心得ます。
美智子皇后が「九条の会」に、多少なれとも接触をお持ちの所も懸念がありまして。
今回は、詳しくは控えますが、日共他の左派勢力から
女系天皇実現策動とかに利用されぬ様、注意を払う必要もある様に感じます。
過日も触れさせて頂いたかもですが、「九条の会」も、
呼びかけに加わった 9人中 6人が、既に鬼籍。
いつまでも、過去の事共にこだわり続ける姿勢も、
如何なものかとも感じる所です。
貴方が、陛下と美智子様にいて、慎重な対応をされていることに、敬意を表します。
私のブログは、朝日新聞のデジタル版などから、事実を調べており、美智子様の「関与」は、「懸念」の段階を過ぎております。
いまひとつ申し添えますと、呼びかけ人に故人が増えたとしましても、「九条の会」そのものは現在進行形です。「いつまでも、過去のこと共にこだわり続ける」というご意見には、疑問符がつきます。
貴方のご意見を頂き、私も、慎重にいきましょう。コメントをありがとうございます。
>その時に至るまで、なぜ美智子様は、昭和天皇の
>ように国民を信頼し、じっと眺める忍耐と賢明さ
>を持たれないのでしょう。
そもそも、GHQに骨抜きにされ、利権にまみれた正田家から送り込まれた、工作員だったとしたら、日本人としての賢明さは欠如されているのではないか…と。
本来、キリスト教徒なのに、祭祀王の妃になり、否応なく神事に巻き込まれる事に、その忍耐力が発揮されたのでしょう。
慈愛の皇后妃殿下…やら、
国民と寄り添う…やら、
皇室に疑心を持たない多くの国民を欺く為の努力は惜しまなかったのでしょう。
女性週刊誌などは、美智子様、雅子様、愛子様の酷いアゲアゲ記事ばかりです。
こき下ろすのは、秋篠宮家の女性達。
小和田家は言わずと知れた、チッソ。
美智子様の実妹が嫁がれた先も、新潟水俣病の昭和電工。
その、水俣病関連で「九条の会」とのパイプが出来たとしたら…
どこまで国民を愚弄するのか…悲しくさえなります。
終戦直後、天皇制を解体するのは危険と判断し
100年かけて皇室解体作戦。
最終章に入った?恐ろしい事です。
紅い美智子様と憲法を並べてみますと、共通項があります。
1. 熱心に利用しているのが、反日・左翼政党であること。
2. 素直に憧れている者が、「お花畑の住民」であること。
そして、保守の中で、皇室崇拝の念の強い人は、紅い美智子様への批判をためらっております。私の中にも、陛下や美智子様に言及することについての、ためらいがあります。
しかし、事実を調べ、日本の歴史を知りますと、残念ながら、陛下と美智子様を肯定できるものがありません。皇室が私の生きている間に解体されないこと、それだけを祈る日々です。
コメントをありがとうございました。