今秋のキャンプでロッテ井上が三塁に挑戦するようです。
この挑戦は井上の野球歴では二度目の挑戦らしく、大学時代にも三塁に挑戦したが打撃フォームを崩したりで散々な目に遭い封印していたらしく、今年プロ3年目にしてそのトラウマの封印を解くらしいです。
その影にある理由はやはり出場機会だったり、日本生命からしのぎを削ってきた同僚の吉原が3年目で戦力外通告を受けた事もこの三塁挑戦に影響しているのでしょうか。
考えてみれば2013年ドラフトは今年最優秀防御率を獲得した石川に続き吉田、三木、吉原、井上、二木、肘井と大半の選手が自分の居場所として確立している者が多く、社会人経由ならば3年目で結果が出ていないのはチームにとっても痛手です。
このままの調子なら確実に吉原の後を追うことになるでしょう。
そしてこの三塁挑戦は私にとっては大いに歓迎。
井上自身にとってもかなりの博打となりそうですが、今の塞ぎ込んだ状況を打破しようとする姿勢は素晴らしいですし、二軍の帝王と呼ばれる存在の選手達はやはり打撃特化の選手が多く、守備軽視な部分があり結果一軍にお呼ばれしても代打のみとなり中々出場機会が恵まれない事が多く、そのまま二軍落ちというのがテンプレ。
自身の幅を広げるという試みは大歓迎ですし、結果出場機会が増えることにより自ずと打数も重なるでしょうから、三塁挑戦成功さえすれば、井上にとっても飛躍の一歩となり得るかもしれません。
兎にも角にもロッテの野手陣は全体的に長打を打てる選手が少ないだけに、井上のようなタイプは超貴重な存在です。
こういった選手が前年の清田のように台頭すれば、上へ上がるチャンスのように思います。
毎年毎年期待されながら毎年毎年裏切ってきた井上ですが、まだまだ見切りどこではありません。
今年の細谷のように二軍の帝王達には来季台頭を期待しています。
