ひょうきちの疑問

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2020年のアメリカ大統領選以後はムチャクチャ

トランプの愛 『ナマケモノはいねーか、俺と一緒にやっていこうじゃねーか』

2017-02-07 09:03:44 | 理念

火曜日

愛情の源は不安である。
金持ちや恵まれすぎた人に愛情が足りないのは、不安がないからである。
そしてその自分の恵まれた環境を当然のことだと勘違いしているからである。
人生は一人で生きていくことはできないし、明日の飯に困ることがないほど安心ではない。
いつ何時奈落の底に突き落とされるかもしれない。それが人生である。

トランプが一定の人の心をつかむのは、彼自身何度もそのことを経験してきたからである。
彼の過激な発言の裏には、ある種の愛情がある。
その愛情はアメリカに向けられている。
だからアメリカ以外の人にとっては反発を呼ぶかもしれない。
トランプは自分の能力の限界を『アメリカファースト』という言葉で表現した。
彼にはアメリカに対する愛情がある。それがヒラリーと違うところだ。
彼は『アメリカ』の大統領である。
そのことを自覚し、そのことに対して責任を果たそうとしている。
そしてそのことに過半数以上のある一定の人々が賛同を示した。少なくとも少数の一部の人々の賛同ではない。

それがトランプの政治的な意味である。

トランプは全人類に対して愛情を示そうとはしていない。
これほど自制的で泥臭い大統領はいない。
彼はできないことと、できることを明確に見分けている。
自分の利益を目指しているわけではない。

トランプはアメリカ人に対してこう言っている。
『ナマケモノはいねーか』
『俺と一緒にやっていこうじゃねーか』

こういう田舎の親父は、日本に少なくなった。
しかしアメリカにはいる。それがアメリカのすごいところだ。

アベシンゾーに『ジャパンファースト』と言えるだろうか。
本当の愛情がなければ意味のない言葉だ。


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